作家の伊集院静氏、くも膜下出血で緊急搬送 手術成功も予断を許さぬ状況

[ 2020年1月23日 17:45 ]

作家の伊集院静氏
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 作家の伊集院静氏(69)が21日にくも膜下出血で倒れ、緊急搬送された病院で22日に手術を受けていたことが分かった。事務所が23日に発表した。手術は成功し経過は良好だが、予断を許さない状態だという。

 妻で女優の篠ひろ子がコメントを発表し、「突然ではございますが、夫の伊集院静が1月21日の夜、くも膜下出血で倒れ翌日22日に手術をいたしました。手術は成功し経過は良好ですが、この先どのような状態になるのか、まだ予断は許されない状況です」と報告。

 「週刊誌、新聞など連載を多く抱えている立場にありますが、道半ばで書くことを断念せざるを得ないとしたら、こんなに悲しいことはありません。願いが叶うのであれば、またペンを持って皆さまに作品をお届けできる事が私の心からの思いです」と思いを記した。

 「いままでのように穏やかな執筆生活を取り戻せる日まで精一杯頑張ってまいりますので、どうかそれまでは静かに見守っていただけますよう心よりお願い申し上げます」とつづった。

 ◆伊集院 静(いじゅういん・しずか)1950年(昭25)2月9日生まれの69歳。山口県防府市出身。81年、作家デビュー。92年「受け月」で直木賞、94年「機関車先生」で柴田錬三郎賞を受賞した。近年では「大人の流儀」シリーズが累計195万部超のベストセラーとなっている。

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