22年大河「鎌倉殿の13人」に決定 鎌倉市長も喜び「鎌倉が育む歴史文化の魅力発信につなげて」

[ 2020年1月8日 17:30 ]

2022年に放送される大河ドラマ第61作「鎌倉殿の13人」の脚本を務める三谷幸喜氏(左)と主演を務める小栗旬
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 NHKは8日、東京・渋谷の同局で会見を行い、2022年に放送される大河ドラマ第61作は、鎌倉幕府の第2代執権・北条義時を主人公とした「鎌倉殿の13人」、主演は俳優の小栗旬(37)、脚本はヒットメーカーの三谷幸喜氏(58)に決まったと発表した。小栗は大河初主演。三谷氏は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3回目の大河脚本に挑む。

 鎌倉市の松尾崇市長は「鎌倉幕府の礎を築いた北条義時公が主人公となったことを大変喜ばしく思っています。また、三谷幸喜氏作と聞いており、今からとても楽しみです」と喜び。「今後、本市としても大河ドラマの放映と連動した取り組みを進め、鎌倉が育む歴史文化の魅力発信やシティープロモーションにつなげて参りたいと考えています」とコメントした。

 【ストーリー】平家隆盛の世、北条義時は伊豆の弱小豪族の次男坊に過ぎなかった。だが、流罪人・源頼朝と姉・政子の結婚をきっかけに、運命の歯車は回り始める。

 1180年、頼朝は関東武士団を結集し、平家に反旗を翻した。北条一門はこの無謀な大博打(ばくち)に乗った。頼朝第一の側近となった義時は決死の政治工作を行い、遂には平家一門を打ち破る。

 幕府を開き、将軍となった頼朝。だが、その絶頂の時、彼は謎の死を遂げた。偉大な父を超えようと、もがき苦しむ二代将軍・頼家。“飾り”に徹して命をつなごうとする三代将軍・実朝。将軍の首は義時と御家人たちの間のパワーゲームの中で挿(す)げ替えられていく。

 義時は、2人の将軍の叔父として懸命に幕府の舵(かじ)を取る。源氏の正統が途絶えた時、北条氏は幕府の頂点にいた。都では後鳥羽上皇が義時討伐の兵を挙げる。武家政権の命運を賭け、義時は最後の決戦に挑んだ――。

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2020年1月8日のニュース