梅宮辰夫さん死去 81歳「仁義なき戦い」「スクール☆ウォーズ」親分肌の役柄で人気

[ 2019年12月12日 08:29 ]

梅宮辰夫さん
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 映画、テレビドラマ、バラエティー番組など幅広く活躍した俳優の梅宮辰夫(うめみや・たつお)さんが12日午前7時40分、慢性腎不全のため神奈川県内の病院で死去した。81歳だった。中国・ハルビン市出身。

 梅宮さんは昨年9月に前立腺がん、今年1月に尿管がんの手術を受け、週3回透析治療を受けていた。この日早朝、クラウディア夫人が異変に気付き119番、救急搬送されたが、帰らぬ人となった。

 1938年(昭13)生まれ。医師だった父らとともに太平洋戦争終了後、中国から日本に引き揚げ茨城県水戸市で暮らし、日大在学中にスカウトされ58年に東映ニューフェイス5期生に合格。翌年に映画「少年探偵団 敵は原子潜航艇」で主演としてデビューした。

 68年から映画「不良番長シリーズ」の主役として人気を博し、73年には映画「仁義なき戦い」で存在感をみせた。75年にはテレビドラマ「前略おふくろ様」(日本テレビ系)で、板前を演じ役者としての幅を広げ、その後も「スクール☆ウォーズ」(TBS系)、「はぐれ刑事純情派」「特命係長 只野仁」(いずれもテレビ朝日系)などに出演。公私ともに親分肌の役柄で人気を博した。

 実業家、料理家としても知られ、「くいしん坊!万才」(フジテレビ系)では2年間リポーターを務め、「梅宮辰夫の漬物本舗」は観光地を中心に全国展開し、話題となった。

 2016年に、娘でタレントの梅宮アンナが十二指腸がんであることを会見で発表。今年4月にはブログで、キッチンに立つ様子などを紹介していた。

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2019年12月12日のニュース