ジャニー喜多川さん「レコ大」表彰 新設「特別音楽文化賞」マッチが出席へ

[ 2019年12月3日 04:00 ]

 今年7月に亡くなったジャニーズ事務所前社長のジャニー喜多川さん(享年87)が「第61回日本レコード大賞」(TBS、30日後5・30)で「特別音楽文化賞」を受賞することが2日、分かった。

 同賞は今回新設された。実行委員会は同賞について「音楽文化の発展に寄与し、日本レコード大賞への多大な貢献をもたらした方に贈られる賞」と説明。数多くのグループを手がけ、日本のアイドル文化を象徴する王国をつくり上げたことが称えられた。30日に会場で表彰が行われ、事務所代表でこれまで大賞、最優秀新人賞、最優秀歌唱賞の「3賞」制覇を達成している近藤真彦(55)が出席する。

 ジャニーズのアイドルでは、1987年に近藤が「愚か者」で、88年に光GENJIが「パラダイス銀河」でそれぞれ大賞を受賞。80年からは田原俊彦(58)、近藤、シブがき隊、THE GOOD―BYEと4年連続で最優秀新人賞に輝いた。86年は少年隊、88年は男闘呼組、90年には忍者も同賞を獲得している。

 しかし91年以降、ジャニーズはレコ大に登場していない。歌謡グループとして売り出した忍者が、90年の最優秀新人賞を本来の「歌謡曲部門」ではなく「ポップス部門」での受賞になったことをジャニーさんが快く思わず、溝ができた。元々事務所内にグループ同士を競わせたくないとの声もあったといい、以降レコ大を含め賞レースから撤退することになった。

 過去28年間のレコ大でジャニーズからは2010年の近藤以外は出演していないにもかかわらず、その功績を認められたジャニーさん。“息子たち”が打ち立てた数々の記録や自身のギネス世界記録に加え、新たな勲章が加わった。

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2019年12月3日のニュース