望海風斗「宝塚でやるなら演じてみたいと…」 「ワンス…」でデ・ニーロが演じたギャング役に挑戦

[ 2019年9月27日 16:54 ]

主演の望海風斗(左)と真彩希帆
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 宝塚が世界初のミュージカル化に挑む! 宝塚歌劇団雪組公演「ONCE UPON A TIME IN AMERICA(ワンス アポン ア タイム イン アメリカ)」の制作発表が27日、都内で行われた。

 セルジオ・レオーネ監督・脚本、ロバート・デ・ニーロ主演で1984年に公開された「ワンス…」は、ギャング映画の傑作と言われ、熱狂的なファンも多く、著名人からも愛されている。この作品を、数多くのミュージカル作品を生み出した小池修一郎氏が脚本・演出を手掛ける。

 デ・ニーロが演じたヌードルスにはトップスターの望海風斗(のぞみ・ふうと)が挑む。ギャング役は「アル・カポネ」に続き2度目。奇しくも映画「アンタッチャブル」でもアル・カポネ役をデ・ニーロが演じている。「マフィアやギャングものに以前出た時に映画を見た。ひと筋縄ではいかない友情などに惹(ひ)かれた。いつか宝塚でやるなら演じてみたいと思っていたので、今回この作品を演じることができてうれしい」と喜びを感じている様子。

 また、映画ではエリザベス・マクガヴァンが演じたデボラ役はトップ娘役の真彩希帆(まあや・きほ)。「映画を見た時の印象がミステリアスで、何を思っているんだろうと思った。不思議な瞳をもった女性、大人と少女の狹間をうまく表現できたらいいなと思う」と意気込みを語った。

 今回、男役スター、朝美絢は女役を演じる。「とても緊張している。自分は男役をやると思って映画を見ていたが、女役と知って改めて見直した。素敵なドレスを着て色気たっぷりに演じていけたら」と微笑んだ。

 少年期・青年期・初老期と3つの軸を織り交ぜながら舞台は進んで行く。今回、望海はすべての時代を1人で演じる。「少年時代は違う人が演じるというのが宝塚では多いが、少年時代から、というのはやる側としてはやりすいかなと思う」。

 20世紀のアメリカ裏社会を描いた大作を、雪組メンバーがどう演じきるか。また、作品ごとに新境地を開くトップコンビからも目が離せない。

 公演は、兵庫・宝塚大劇場で2020年1月1日から2月3日、東京宝塚劇場で2020年2月21日から3月22日まで。

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