工藤静香 23回目の二科展入選 結婚後初めて自宅で描いた作品「心の華」

[ 2019年9月9日 06:10 ]

自らの作品の前でポーズをとる工藤静香(撮影・村上 大輔)
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 画家でもある歌手の工藤静香(49)が「第104回二科展」に入選、東京・六本木の国立新美術館を訪れた。

 1990年から出品した23回全てで入選。「心の華」と題した80号(縦1メートル45、横1メートル12)の油絵で、砕け散る破片とその空いた穴から放たれる、真っ白でまぶしいほど強い光彩が印象的な作品。

 静香作品の特徴である女性像が珍しく描かれていないことに「人を描くと、どうしてもその表情から絵全体の意味を解釈されるものなので、今回のテーマは幅広い受け止め方をしていただきたかったので人物をやめました」と狙いを説明。今年はアルバム制作やライブツアーなど多忙な中での作業となったが「時間がないという言い訳はしたくなかった。だから初めて自宅に画材を全て持ち込んで描きました」。00年の結婚後初めて自宅をアトリエにして生まれた作品。そう考えると、さらに興味深い作品だ。二科展は16日まで。

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2019年9月9日のニュース