増岡弘「サザエさん」41年担当マスオ役卒業 ネット労い 最後のセリフは「僕もワカメちゃんにと思って」

[ 2019年8月18日 18:59 ]

18日放送分をもってフジテレビ「サザエさん」のフグ田マスオ役を卒業した増岡弘(C)長谷川町子美術館
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 1978年6月11日から41年間にわたってフジテレビの国民的アニメ「サザエさん」(日曜後6・30)のフグ田マスオ役を担当してきた声優の増岡弘(82)が18日の放送をもって番組を卒業した。インターネット上には感謝や惜別、労いの声が続々。後任は声優の田中秀幸(68)で、来週25日放送分から“新マスオ”が登場する。

 この日は「浮かれるひとたち」「あこがれの別荘」「叱られたいワカメ」が放送された。

 単独の最後のセリフは「叱られたいワカメ」で、スイカを食べ損なったワカメのため、波平(茶風林)とマスオの2人がスイカを買ってきて「いや~、マスオ君が買ってくるとは」と言う波平に対する「僕もワカメちゃんにと思って」だった。その後、食卓を囲み「ははは」と皆で笑うシーンがあった。

 SNS上には「40年間ありがとうございました。お疲れさまでした「毎週、当たり前だったマスオさんの声が変わるのは、やっぱり寂しいな」「増岡さんボイスのマスオさん、最後が一家みんなの笑い声って泣ける」などの書き込みが相次いだ。

 増岡は今月5日、高齢を理由にマスオ役と日本テレビ「それいけ!アンパンマン」(金曜前10・55、関東ローカル)のジャムおじさん役を卒業することを発表。所属事務所は「2作品に関しましては、次の世代の方に託し、卒業させていただく運びとなりました。長い間たくさんの方々に愛されているこれらの番組に携われたことは、本人はもとより事務所としても大変光栄なことでした。本当にありがとうございました」と感謝した。

 ジャムおじさん役は今月9日の放送をもって卒業している。

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2019年8月18日のニュース