長谷川博己主演 来年大河「麒麟がくる」新キャストに尾野真千子、向井理、風間俊介

[ 2019年8月7日 15:02 ]

俳優の向井理
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 NHKは俳優・長谷川博己(42)が明智光秀役で主演する2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」(来年1月スタート、日曜後8・00)の新キャストを7日発表。尾野真千子(37)、向井理(37)、風間俊介(36)、伊吹吾郎(73)が出演することが明らかになった。

 尾野が演じるのは伊呂波太夫(いろはだゆう)。京の戦災孤児・駒が、東庵に引き取られる前の幼少期に預けられていた、旅芸人の女座長の娘。今は一座の座長になっている。全国各地を一座でまわり、諸国の有力大名や京の公家に顔のきく不思議な女性。「伊呂波太夫は架空の人物で、みなさんもどういう人かわからないと思いますが、今度いつ出てくるのかしら、次はどんなことをしでかすのかしら、そんな風にワクワクしてもらえるような人物になればいいなと思っています」とコメントした。

 向井は室町幕府第13代将軍・足利義輝役を演じる。父・義晴とともに、混迷する京の情勢に翻弄され、近江と京を出入りすることを余儀なくされた悲劇の将軍。三淵藤英を通じて、光秀と知己を得る。

 「時代劇というものに初めて出演させていただいたのは、大河ドラマ『江』でした。着物や所作、話し方など本当にゼロから教えていただき、とても深く覚えています。それからドラマや映画、舞台などで時代劇に出演させていただくようになりました。また、今回の脚本の池端先生には以前『そろばん侍』というドラマでお世話になっております。ある意味自分にとっての時代劇の原点である大河ドラマに参加出来ること。あの時の恩返しができればという思いです」と意気込みを語った。

 風間が演じるのは徳川家康。「震えています。歴史上、数々の偉人がいますが、その中でも徳川家康を演じさせて頂ける日が来るとは。家康は、ある作品では温厚な人格者、ある作品では狡猾で残虐な男と、今も多面的に捉えられている人物なので、今回どのように描かれるのか、どのように演じられるか、今から楽しみです。考えれば考えるほど身体と心が震えますが、これは武者震いです。大きく息を吸い、この震えが治まった時、家康のように広い目を持って撮影に挑みたいと思います」と誓った。

 また、伊吹は東海最強の戦国大名、今川義元の軍師・太原雪斎役を務める。「昭和から平成そして令和と大河ドラマに出演させていただけること、誠に嬉しく思います。この度、賜りましたお役、太原雪斎は、今川義元の参謀と周知された人物。スタッフの皆さんと、心を合わせ力一杯演じさせていただきます」とコメントした。

 「麒麟がくる」は大河ドラマ59作目。29作目「太平記」を手掛けた池端俊策氏(73)のオリジナル脚本で、大河としては初めて智将・明智光秀を主役とし、その謎めいた半生に光を当てる。物語は1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」であった時代から始まり、丹念にそれぞれの誕生を描く。

 同作はすでにクランクインしており、これまでに光秀が京で出会う娘・駒役の門脇麦(26)、三河出身の農民・菊丸役の岡村隆史(49)、叔父・光安役の西村まさ彦(58)、光秀の主君・斎藤道三役の本木雅弘(53)、その娘・帰蝶役の沢尻エリカ(33)、織田信長役の染谷将太(26)、織田信秀役の高橋克典(54)、医師・望月東庵役の堺正章(73)、斎藤義龍役の伊藤英明(44)らの出演が発表されている。語りを歌舞伎俳優の市川海老蔵(41)が務める。

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