小学教諭、クイズ正解で「ベロチュー」 女児休みがちに

[ 2019年7月17日 11:17 ]

 金沢市立小学校で4月、40代の男性教諭が、担任する6年生の児童に「クイズに正解したらベロベロチュー」などと発言していたことが17日、市教育委員会への取材で分かった。教諭は「冗談のつもりだった」と話しているが、一部の女児がショックを受けて休みがちになり、自ら校長に申し出て今月11日に担任を交代した。

 市教委によると、教諭は4月上旬、健康診断で教室に控えていた複数の児童に算数に関するクイズなど5問を出した。1問正解するごとに「握手」「高い高い」「なでなで」「ハグ」「ベロベロチュー」から一つを選べると発言。実際には握手以外はしていない。
 翌日、女児の1人がショックを受けて学校を休み、保護者に相談したため発覚した。女児は遅刻や早退が多くなったが、現在は学校に通っているという。
 市教委は教諭に対する処分はしない方針。学校職員課の羽場政彦課長は「場を和ませる目的だとしても明らかに不適切な発言であり、児童の心のケアに努めたい」としている。(共同)

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2019年7月17日のニュース