「シン・エヴァンゲリオン劇場版」4作目冒頭の映像 東京、パリなど9カ所で上映

[ 2019年7月6日 21:41 ]

来年公開のアニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のイベントに4000人が集まったJR大阪駅の大階段
Photo By 提供写真

 来年公開のアニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(総監督庵野秀明)の冒頭10分40秒の映像が6日、“0706作戦”としてパリやロサンゼルス、上海、札幌、東京2カ所、名古屋、大阪、博多で上映された。20回目を迎えた日本カルチャーの祭典「ジャパンエキスポ」が開催中のパリでは「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニング主題歌「残酷な天使のテーゼ」で知られる歌手の高橋洋子(52)が同曲など計5曲を歌唱。また高橋と主人公・碇シンジ役の声優・緒方恵美(54)によるトークイベントも実施され、他8カ所へ中継された。

 収録映像で出演した庵野氏はパリの観光名所エッフェル塔が新作に登場すると明かし、「パリは大好きな街。今回はきちんとエッフェル塔を描こうと思います」とアピールした。一方、緒方は「来年公開になるので最後です。最後を迎えるにあたって“私たちが死なないうちに新作を作って下さい”と監督にお願いしました」と庵野氏に直訴したやりとりを苦笑いで披露。また昨年末、庵野氏と面談した際、「シンジならこの結末とこの結末、どちらを選びますか?」と庵野氏から問われたと振り返り、「新作のアフレコが始まっていて半分くらい録ってます。一つ一つ丁寧に作って下さっているようです」と解説した。

 同シリーズは1995年放送のテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」で人気に火が付き、2007年から新たな設定、ストーリーで物語を再構成したアニメ映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズがスタートした。07年に「:序」、09年に「:破」、12年に「:Q」が公開。今回が4作目となる。

 第3作「:Q」の予告映像と公開日を都内の映画館「新宿バルト9」の壁面上映でサプライズ発表した12年、会場にはファン5000人が集結した。今回国内外9カ所でのイベント開催は同日公式アプリで発表し、午後8時15分のスタートに合わせてJR大阪駅の大階段に4000人、名古屋の複合商業施設「アスナル金山」には1500人が集結した。

続きを表示

この記事のフォト

2019年7月6日のニュース