爆問・太田 “闇営業”問題で謹慎の宮迫に「歌っていたのが気に入らない」

[ 2019年6月30日 12:31 ]

「爆笑問題」太田光
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 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(54)が30日、TBS「サンデー・ジャポン」(日曜前9・54)に生出演。「雨上がり決死隊」の宮迫博之(49)らが事務所を通さず仕事をする“闇営業”を反社会的勢力との間で行っていた問題について持論を展開した。

 太田は「俺が気に入らないのは、宮迫があそこで歌を歌っていたこと。ネタやれよって話なんですよ」と話した。

 太田によると「芸人は最初に営業をどうやるかを教わるんですよ」。そして「新人の頃、太田プロに入って、まだ2カ月くらいで営業に行かされた。5分のネタ1本か2本しかないのに、行ったらイベンターに30分できるよねって言われて…」と振り返った。宴会場で酔っ払い相手にしゃべっていたところ、「客がヤジ飛ばすから、うるせーって言って、けんかになって、俺たち素人なんだからこんなのやってられるかって言って降りてしまった」という。するとイベンターはカンカン。事務所にクレームが来て、副社長に呼び出されてさんざん怒られたという。

 太田は続けて「芸人が一番傷つくのはほかの芸人からバカにされること。営業先で中途半端なステージやっていたら、歌を歌っていたら、あいつバカじゃねーのって言われるワケ」とし、「プロ意識があるヤツはおそらく、来ただけで歌っただけでギャラ払いますよって言ったら、冗談じゃねーよ、俺たちの商売道具って“ネタ”だから。普通だったら断るんですよ。逆にノーギャラで舞台に立つなんてのは恥」と怒りを露わに。「だからあいつ(宮迫)は中途半端だって言うんだよ。プロ意識があったら、ギャラをもらわないですよ。ネタやっていないんだから。ネタやったらヤクザであろうがなんだろうが金もらうっていうのが芸人なんですよ」と持論を展開した。

 元衆院議員の杉村太蔵(39)からは「そういった場に行ってしまうのが問題なのではいか?」と問われたが、太田は「そうじゃないんですよ。芸人として問題なのは、何を大事にしていたのかってことなんです」と反論。「そういう意識を持っていたら、そういう場所には行かない。芸人を守るのはやっぱり芸ですよ。芸をやる場所を奪われたら、再教育って言っているけど、芸人が教育されるのは現場でしかない」と語気を強めた。

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2019年6月30日のニュース