上田晋也「サタデージャーナル」最終回で「世の中を変えるのは、我々一人一人の意識」

[ 2019年6月29日 17:53 ]

「くりぃむしちゅー」上田晋也
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 TBS「上田晋也のサタデージャーナル」(土曜前5・30)が29日、最終回を迎え、MCを務めるお笑いコンビ「くりぃむしちゅー」の上田晋也(49)がエンディングで視聴者にメッセージを届けた。

 番組は17年4月1日にスタート。1週間のニュースを中心に、裏側に迫る番組で、上田がニュースのプロ(専門家)から「読み・分析・見立て」を引き出し、ニュースの「オモテとウラ」を伝えた。

 エンディングで「この番組、今日が最終回になりました。世の中のさまざまなことについて視聴者の皆さまに、ほんの少しでも問題提起ができればいいなという思いで毎週お送りしてきました」とあいさつし、自身の思いを述べた。

 「あくまで個人の考えになりますが、今、世界はいい方向に向かっているとは残念ながら思いません。より良い世の中にするために、今まで以上に一人一人が問題意識を持ち、考え、そして行動に移す。これが非常に重要な時代ではないかなと思います。そして、今後生まれてくる子どもたちに“いい時代に生まれてきたね”といえる世の中をつくる使命があると思っています」

 「私はこの番組において、いつもごくごく当たり前のことを言ってきたつもりです。しかしながら、一方では、その当たり前のことを言いづらい世の中になりつつあるのではないかなと危惧する部分もあります。もしそうであるとするならば、それは健全な世の中とは言えないのではないでしょうか」

 「最後にまた、当たり前のことを言わせてもらおうと思いますが、私は政治で世の中を変えるのは政治家だとは思っていません。世の中を変えるのは、我々一人一人の意識だと思っています。みなさん、どうもありがとうございました」と2年と3カ月にわたって放送してきた番組を締めくくった。

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2019年6月29日のニュース