宮迫博之 “闇営業”問題で謹慎処分 間接的としながらも「金銭を受領していたことを深く反省」

[ 2019年6月24日 15:38 ]

「雨上がり決死隊」の宮迫博之
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 事務所を通さずに仕事をする“闇営業”を詐欺グループとの間で行った問題で、所属の吉本興業から当面の間、活動休止の謹慎処分を受けた雨上がり決死隊の宮迫博之(49)が24日、事務所を通じて「間接的ではありますが、金銭を受領していたことを深く反省しております」などと金銭の授受を認め、謝罪した。宮迫はこれまでギャラは受け取っていないと主張していた。

 宮迫は「この度は世間の皆様、関係者の皆様、並びに番組・スポンサーの皆様に大変ご迷惑をおかけし申し訳ございません。そういった場所へ足を運んでしまい、間接的ではありますが、金銭を受領していたことを深く反省しております」と謝罪。「相手が反社会勢力だったということは、今回の報道で初めて知ったことであり、断じて繋がっていたという事実はないことはご理解いただきたいです」とあくまでも“反社会勢力”の会であることは知らなかったことを強調し、「詐欺集団・そのパーティーに出演し盛り上げている自身の動画を目の当たりにして、情けなく、気づけなかった自身の認識の甘さに反省しかございません。どれくらいの期間になるか分かりませんが、謹慎という期間を無駄にせず、皆さんのお役に立てる人間になれるよう精進したいと思います。改めて誠に申し訳ございませんでした」と謝罪で締めくくった。

 “闇営業”を仲介したお笑いコンビ「カラテカ」の入江慎也(42)は4日付で吉本興業から契約を解消され、7日にツイッターで騒動を謝罪。同日、宮迫も自身のツイッターを更新。騒動を謝罪した上で、当日のことは「5年前のことで記憶が定かでない部分が多く、結婚の二次会パーティーだった気がするんですが、入江君に顔だしてくれませんかと誘われて、一曲歌わせていただいた、という経緯だったと思います」と経緯を説明。「ギャラはもらっていないのですが、パーティー後に参加タレントたちでいったお店、これも誰がいたのか記憶が曖昧ですが、その支払いを入江がしてくれたと記憶しています」とあくまでも“ノーギャラ”であったことを主張し、「知らなかったとは言え、後に逮捕されるような輩がいるパーティーに最年長の身でありながら気づくことも出来ず、出てしまった自分の認識の甘さ、脇の甘さを痛感し反省しております」と釈明した。

 さらに、11日に放送された自身がパーソナリティーを務めるMBSラジオ「アッパレやってまーす!」(火曜後10・00)でも騒動を謝罪。さらに「何よりも僕は最年長なので“そんな訳の分からないところには行けない”と断ればよかったのですが、サプライズで来てもらえたら盛り上がりますよと言われて。調子乗りなんですね。ついつい盛り上げようとして」と説明しつつ、「後輩には男気だと言われるんですが、嫁には“そんなの男気でも何でもない。お前はええかっこしいなだけや”と叱られました」と妻とのやり取りも告白。「5年前のことで取り返しようがないですが、入江くんは会社を辞めたけど、個人の関係性は変わらないので、入江くんも含めて、あの場にいた芸人でこれからは、みなさんのお役に立てるように頑張っていきたい」と話していた。

 発端となった会は、2014年12月に都内で開かれた、詐欺グループに関わる人物が代表を務める企業の忘年会。入江は宮迫のほか、レイザーラモンHG(43)、ロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)、ガリットチュウの福島善成(41)らに声を掛けてともに参加。それぞれがネタを披露したとされる。この詐欺グループは、約200人から40億円超をだまし取ったとみられ、翌15年6月に計約40人が摘発されている。詐取した金は、経営するエステサロン関連会社などに流用していたとみられる。当初の同社のヒアリングで、宮迫らは「詐欺グループであることは知らなかった。ギャラも受け取っていない」と説明しており、厳重注意処分となっていた。

 テレビ朝日「アメトーーク!」など多くのレギュラー番組を持つ宮迫の突然の謹慎処分決定。テレビやラジオ各局も対応に追われるのは必至で騒動は広がりをみせそうだ。

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2019年6月24日のニュース