かつて上川隆也らも所属 演劇集団「キャラメルボックス」活動休止を発表

[ 2019年5月31日 21:37 ]

演劇集団「キャラメルボックス」の成井豊代表
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 俳優の上川隆也(54)近江谷太朗(53)らがかつて所属し、2015年に30周年を迎えた人気の演劇集団「キャラメルボックス」が5月31日をもって劇団の活動を休止すると公式サイトで発表した。

 1985年、成井豊氏(57)らが旗揚げ。95年、上川(09年退団)がNHKドラマ「大地の子」に主演して注目を集め、観客動員数を増やした。

 心温まる作風「エンターテインメント・ファンタジー」でファンを魅了。近年は「容疑者Xの献身」「飛ぶ教室」「流星ワゴン」「アルジャーノンに花束を」「ゴールデンスランバー」など小説を原作にした作品も多い。今月18~26日に東京・俳優座劇場で初期の代表作「ナツヤスミ語辞典」を8年ぶりに上演したばかりだった。

 この夜、公式サイトに成井代表の声明文を掲載。「突然のお知らせで申し訳ありません。この度、私達、演劇集団キャラメルボックスは、諸事情により、2019年5月31日をもって、劇団の活動を休止いたします」と報告した。

 公演予定の作品については「次回公演に予定しておりました『エンジェルボール』続編の上演は延期させていただきます」とした。

 「劇団としての活動は休止しますが、各劇団員はそれぞれの場で芝居作りを継続してまいります。勝手なお願いで恐縮ですが、今後も温かく見守っていただけましたら幸いです」と呼び掛けた。

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