茂木健一郎氏、丸山議員“適応障害”に「医師の判断尊重するのが第一」「議員としての資質は別」

[ 2019年5月24日 17:00 ]

脳科学者の茂木健一郎氏
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 24日に衆院議院運営委員会が求めた理事会での事情聴取を、2カ月の休養が必要とする診断書を提出して欠席した丸山穂高衆院議員(大阪19区)についてさまざまな議論が起こる中、脳科学者の茂木健一郎氏(56)が24日、自身のブログを更新。持論を展開した。

 丸山氏はこの日、診断書を提出して理事会での事情聴取を欠席。関係者によると、病名は適応障害だという。

 茂木氏はブログで「筋論としては、特段の事情がない限り、提出された診断書、そしてその根拠となっている医師の判断を尊重するのがまず第一だと思う。丸山さんに対して、これまでの言動や今回のことについての報道でさまざまなイメージをもたれている方も多いだろうけれども、それと、今回の『適応障害』の診断は切り離して考えるべきだと思う」と主張。

 「医師という専門性を尊重するということ、診断書を外形的に信用するということ、これがまず第一の『筋』で、それ以上の詮索は、特段の事情がない限りすべきではないと思う」と続けた。

 政治家としての資質については「もちろん、以上のことと、丸山さんの議員としての資質は別で、これは、本来、選挙を通して判断されるべきものだと考える」とつづっている。

 北方領土へのビザなし交流訪問に参加した丸山氏は、国後島の宿舎で酒に酔い、元島民の訪問団長に「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか」などと北方領土を戦争で取り返す是非に言及。「女性のいる店で飲ませろ」との趣旨の発言をして、禁止されている宿舎からの外出を試みていたことも判明している。

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