大河「いだてん」歴史描写に驚き&称賛の声「辛亥革命が見れる大河って凄くない!?」(ネタバレ有)

[ 2019年2月10日 21:55 ]

大河ドラマ「いだてん」で嘉納治五郎を演じる役所広司(C)NHK
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 歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)が前半の主演を務めるNHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」(日曜後8・00)は10日、第6話「お江戸日本橋」が放送され、脚本を手がける宮藤官九郎氏(48)の歴史描写に驚きと称賛の声が上がった。

 金栗四三(勘九郎)と三島弥彦(生田斗真)がストックホルム五輪への出場を辞退し、派遣選手の選定に頭を悩ませる嘉納治五郎(役所広司)ら東京高師・大日本体育協会の面々。そこへ、清国からの留学生が学校内で大騒ぎしていると報告が入った。

 清の留学生たちが大騒ぎしていた理由は、1912年に起こった「辛亥革命」。革命派の反乱により皇帝・溥儀が退位に追いこまれ、清は大混乱に陥っていた。

 母国からの援助も途絶えて動揺する留学生たちは「ただちに帰国する」と大騒ぎ。しかし嘉納は「今戻れば必ずや君たちの身に危険が及ぶ」と帰国を止め、学費についても「外務省へ一時立て替えを交渉しよう。それでも無理なら校長の私が全額負担する」と援助を約束。留学生の大半が帰国を思いとどまるシーンが描かれた。

 放送終了後、インターネット上の検索ワードで「辛亥革命」が上昇。「辛亥革命が見れる大河って凄くない!?」「中国史に触れた大河ドラマの記憶があまりない」といった驚きの声が上がったほか、「この時代は世界と交わってるから、日本だけじゃなく世界も描かないといけない。戦国や幕末大河より大変かも」「すっと歴史的イベントが入ってくるとは。クドカンのこういうドラマの広げ方、うまいなあ」「オリンピックがメインの話ではあるけど、それ以外の当時の情勢もしっかり見せてくれるところに『歴史』に対する敬意が感じられる」など“宮藤脚本”に対する称賛の声が上がった。

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2019年2月10日のニュース