上沼恵美子「2人に興味ない」 番組収録でM―1暴言芸人を笑ってバッサリ 審査姿勢熱弁も

[ 2018年12月9日 05:30 ]

タレントの上沼恵美子
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 タレントの上沼恵美子(63)が8日、大阪市の読売テレビで「上沼・高田のクギズケ!」(関西ローカル、9日放送)の収録を行い、審査員を務めた漫才日本一決定戦「M―1グランプリ2018」の終了後に芸人が暴言を吐いた騒動について語った。

 番組観覧者によると、上沼はスタジオに登場後すぐにM―1について切り出した。審査にいかに真剣に向き合ってきたか熱弁を振るった上で騒動に触れ「まわりが騒いでいるほどじゃないですよ」と、指摘されているほど怒っていないと強調。「2人に興味がないんです」と、暴言を吐いた「とろサーモン」久保田かずのぶ(39)と「スーパーマラドーナ」武智正剛(40)をバッサリ切って笑い飛ばした。観覧者の女性は「笑いに変えていたのはさすがでした」と感心していた。

 騒動の発端は2日に開催されたM―1の打ち上げ。前年王者の久保田と今大会7位の武智が泥酔したままインスタライブで動画を配信。上沼の審査姿勢を批判し暴言を吐いた。

 テレビ局関係者によると、7日に都内で収録が行われた、ダウンタウン松本人志(55)が出演するフジテレビ「ワイドナショー」(9日放送)でもM―1の話題を取り上げたという。別のスタッフは「どこまで放送されるか分かりませんが、松本さんは番組内で上沼さんのことを気遣っていたみたいです。M―1の功労者ですから、松本さんも心苦しかったと思います」と振り返った。

 3日には吉本興業が上沼側に謝罪する事態にまで発展した騒動。上沼は暴言を知る前だったが、審査員を今回限りで降板する意向を明らかにしている。4日にツイッターで上沼に謝罪した張本人の2人は、このてん末をどんな思いで見つめているのだろうか。

 ≪たけし“同情”さんまは語らず≫ビートたけし(71)も騒動に言及した。この日、TBS「新・情報7daysニュースキャスター」に生出演し「審査員が判断しちゃいけないこともある。好みだから」と持論を展開。続けて「俺も昔、漫才コンクールに出てひどい目に遭ったことがある。その当時の審査員を恨むよね」とし、「俺は絶対に審査員をやらないね」と語った。また、明石家さんま(63)はMBSラジオ「ヤングタウン」で「会社(吉本興業)に止められてますんで…」と話すにとどめた。

 ≪直接謝罪報道を完全否定≫○…久保田と武智が、上沼の番組収録に合わせて直接謝罪すると一部で報じられたことについて、所属の吉本興業は「そんな事実はまったくありません」と完全否定した。本紙の取材では3日に吉本が上沼側に謝罪した際に「本人らが直接謝罪する」との話も出たが、それ以上進まなかったという。この日は武智が京都・よしもと祇園花月での公演をキャンセル、久保田が仕事のため大阪に滞在中ということもあり“デマ”が広がったとみられる。

 ◇M―1暴言騒動 打ち上げでは久保田が「自分の感情だけで審査せんといてください。おまえだよ、分かんだろ。クソが!」、武智が「(審査で)嫌いですと言われたら更年期障害か?って思いますよね」などと上沼をこき下ろした。2人の心ない暴言はネット上で大炎上。上沼と同じく審査員を務める松本のツイッターにもフォロワーから悲しみや怒りの声が寄せられる事態となっていた。

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