テレ朝「相棒」薬物依存症表現騒動に言及「今後に生かす」 患者団体からも抗議

[ 2018年11月27日 14:30 ]

テレビ朝日の社屋
Photo By スポニチ

 テレビ朝日が27日、東京・六本木の同局で定例社長会見を行い、7日放送の「相棒 season17」(水曜後9・00)で薬物依存症の表現について物議を呼んでいることについて言及した。

 作品に登場した薬物依存症の女性キャラクター「シャブ山シャブ子」が大きな話題となり、一部では「薬物依存症の偏見を助長する」など批判的な意見が出ている。

 編成担当の亀山慶二専務(59)は「この4話のストーリーは違法カジノや違法薬物取引を扱う組織犯罪への捜査の難しさを描こうとしたものであり、薬物依存症の方々への差別、偏見を助長する意図はまったくありませんでした」と弁明。「今回、薬物依存症に関して、一部でに誤解を招きかねない表現があるとの指摘を受けまして、そういった意見については真摯に受け止め、今後の番組制作に生かしてまいりたい」とコメントした。

 薬物依存症の支援団体から要望書も来ているといい、「現在、話し合いをすすめるように考えている。お相手があることなので、それ以上は答えることは差し控える」と説明。今後話し合いを持つとした。

続きを表示

2018年11月27日のニュース