「浅草キッド」存続危機 玉袋筋太郎「オフィス北野」退社へ たけしには報告済み

[ 2018年11月10日 05:30 ]

「浅草キッド」コンビ存続危機に直面した玉袋筋太郎(左)と水道橋博士
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 お笑いコンビ「浅草キッド」の水道橋博士(56)が体調不良により活動を休止したことが9日、分かった。関係者によると、過労によるもので復帰のめどは立っていないという。一方、相方の玉袋筋太郎(51)が所属事務所「オフィス北野」を退社する意向であることも判明。先行きが見えない中、コンビとしての存続の危機にもひんしている。

 水道橋博士の相方である玉袋は、オフィス北野を退社することを決意した。すでに師匠であるたけしには報告済みで、年末にスタートするとみられる事務所の新体制が整う前に“離脱”する意向を固めている。

 「事務所から師匠がいなくなったこともあり、残りの人生を考えてフリーでやっていくことを考えたのでしょう。コンビの今後は見えていない状況ですが、コンビ仲は悪くないですし、博士が戻ってきたら活動を再開すると思います」(知人)。

 たけしの独立騒動では、金銭問題を巡り、たけし軍団とオフィス北野の森昌行社長ら経営陣の間で内紛に発展したが、玉袋は一貫して中立の立場を取っていた。その際に軍団との方向性の違いも浮き彫りとなっていた。

 玉袋は自身のツイッターで7日午前3時にたけしについてツイート。退社について具体的に触れることはなかったが、「師匠なので師匠だから 死ぬ気で本当に死ぬ気でお話した。がんばれよ!という一言頂き涙! 玉袋筋太郎 頑張ります!」と感謝。8日午後10時には「相方がああなってしまった。こうなった以上 自力でやりしかねぇよ! 帰ってこいよ〜!」(原文ママ)と投稿したが、事務所からの要請で、9日にツイートを削除している。森社長は本紙の取材に対し「玉袋のツイートの内容、加えて水道橋の休養に伴う『浅草キッド』の今後の活動については、オフィシャルにコメントできる状況にはありません」と説明した。

 漫才師としてはもちろんのこと、政治家や文化人とも親交が深く、格闘技にも精通するなど幅広い活動が魅力の浅草キッド。博士の体調回復とともにコンビとしての早期復活が望まれる。

 ▽浅草キッド 水道橋博士(すいどうばし・はかせ)1962年(昭37)8月18日生まれ、岡山県出身の56歳。玉袋筋太郎(たまぶくろ・すじたろう)1967年(昭42)6月22日生まれ、東京都出身の51歳。86年たけし軍団の3軍として「浅草キッドブラザース」が誕生、最後に残った2人で翌87年にコンビ結成。96年には博士が道交法違反容疑で書類送検され、半年間の活動自粛を経験。

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2018年11月10日のニュース