宝塚花組トップ娘役・仙名彩世 退団は「就任から意識していた」

[ 2018年10月16日 11:53 ]

トップ娘役に就任したころから「退団を意識していた」と明かした花組・仙名彩世
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 来年4月28日の「CASANOVA」東京公演千秋楽を最後に、宝塚歌劇団を退団する花組トップ娘役・仙名彩世(せんな・あやせ)が16日、兵庫県宝塚市の同劇団で会見を行った。

 純白のワンピースで登場した仙名は、緊張した面持ちで「トップ娘役に就任した時から(退団は)意識しておりました」とあいさつ。「大きなきっかけがあったわけではなく、ジワジワと心の中で納得したものが出てきた」と、退団時期についても説明した。

 相手役のトップスター明日海(あすみ)りおには、今年1月に宝塚大劇場で開幕した「ポーの一族」の公演中に退団の意思を明かし「集大成まで一緒に頑張ろう」と励まされたという。

 仙名は08年に首席で入団。花組に配属となり昨年2月、花乃(かの)まりあの後任としてトップ娘役に就任。実力派娘役として早くから注目はされていたが、大劇場公演での新人公演ヒロイン経験をせずにトップ娘役になった異色の経歴の持ち主だった。退団後は「まだ何も決まっていない」とし「最後まで私ができる限りのことは下級生にも伝えていきたい」と話した。

 サヨナラ公演は来年2月8日、宝塚大劇場で開幕する「CASANOVA」(3月11日まで。東京宝塚劇場は3月29日〜4月28日)。

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