高田明社長、J1長崎“再生”の裏側語る 3億円赤字が売上25億円

[ 2018年5月20日 20:50 ]

長崎の高田明社長
Photo By スポニチ

 サッカーJ1、V・ファーレン長崎の高田明社長(69)が20日、TBS「坂上&指原のつぶれない店」(日曜後7・00)に出演。3億円超の赤字を抱えていたクラブの立て直しに成功した秘密を語った。

 通信販売会社「ジャパネットたかた」の社長を退き、17年4月に地元・長崎の社長に就任した高田氏。就任前のクラブは累積赤字3億円以上を抱えていたが、今年は25億円の売り上げを見込んでいるという。

 高田氏が最も力を入れたのがスタジアムへの「集客」。駐車場を新たに増やしただけではなく、無料駐車場を試合3時間前に閉門して早い時間の来場を促すなど、渋滞緩和のための工夫を行った。

 さらに試合当日は電車の本数も増やし、シャトルバスの整備も行うなどアクセス面を改善。「ジャパネット」のアウトレットセールの屋台を出店するなど、スタジアム周辺の出店も充実させた。

 また、アウェーゲームにも社長自ら足を運んで他クラブのスタジアム設備を研究。試合前には必ず相手サポーター100人以上と会話し、「アクセスはどう?」「駐車場は?」などスタジアムの情報収集を行っていることを明かした。

 高田氏の努力は集客アップ、クラブのJ1昇格へとつながった。MCの坂上忍(50)から「3億円の赤字があって、(クラブに)見込みはあったんですか?」と社長就任当時の心境を尋ねられると、「どうにかなると思いました。計算せずに感覚でいくタイプなんです。出来ると信じたら8割のことは可能。出来ないと思うから出来ないのであって、出来ると信じてやり続けるしかないんですよね」と信念を語っていた。

続きを表示

2018年5月20日のニュース