関ジャニ7人が見せたそれぞれの表情 渋谷すばるの“顔”はもうアイドルではなかった

[ 2018年4月17日 09:30 ]

ジャニーズ退所発表会見を行う渋谷すばる
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 15日午前に都内のホテルの宴会場で開かれた「関ジャニ∞」の記者会見。渋谷すばる(36)の脱退を、メンバー全員がそろって発表した(安田章大はけがの療養中のため欠席)。渋谷以外の5人が見せる表情に注目しながら、それぞれの話を聞いていた。

 最初から泣き、一切笑顔を見せなかった横山裕(36)。時折笑顔を浮かべるなど、最も柔和な表情だった丸山隆平(34)。寂しげながら、憤りも感じさせたのは最年少の大倉忠義(32)。眉間にシワを寄せて下を向くことも多かった錦戸亮(33)。平静に普段りの姿を貫こうとしていた村上信五(36)。当たり前だが、村上もバラエティー番組で見せる明るさはほとんどなかった。

 紅白歌合戦などで取材した時は、7人がそろって笑う姿を見ていた。これだけ全員が異なった表情を見せるのは珍しいと思った。関西のお笑い要素を持った底抜けに明るいアイドルグループ。その姿からはほど遠い。それぞれが現実に対する悲しさ、寂しさ、あきらめ、不満などマイナスな感情を抱かざるを得なかったのだろう。

 そして、渋谷の表情はもうアイドルではなかったように思う。質疑応答では、記者の顔をできるだけジッと見ながら話していた。身勝手な決断であることを実感するかのように、ほかのメンバーが話す時は険しい表情を何度も見せた。どこか、謝罪会見のような雰囲気だった。

 会見の並びは、コンサートのMC時の立ち位置。左から、横山、丸山、大倉、渋谷、錦戸、安田、村上と並ぶ。立ち位置は、長い間変わっていないそうだ。その一番しっくりくる形から、センターが抜ける。「ピンチはチャンス」と言うモノだが、残るメンバーは7月からの5大ドームツアーでどんな表情を見せてくれるのか。注目してみたい。(記者コラム)

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2018年4月17日のニュース