「半分、青い。」古畑星夏が鮮烈初登場!律の“非日常”演出 佐藤健との“撮影秘話”はコーヒー

[ 2018年4月17日 08:15 ]

律(佐藤健)が電撃的に出会う美少女・伊藤清を演じる古畑星夏(C)
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 女性ファッション誌「ViVi」の専属モデルとして人気を誇る女優・古畑星夏(21)がNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(月〜土曜前8・00)で朝ドラ初出演。ヒロインの幼なじみ・律(佐藤健)が運命を感じる美少女・伊藤清(さや)を演じるが、第14話(17日放送)の最後にまばゆく初登場し、鮮烈な印象を残した。制作統括の勝田夏子チーフプロデューサーも「まず、クールな律が高校卒業後も心に留めているような電撃的な出会いである必要がありました。律にとって、同じ日に生まれた幼なじみの鈴愛との関係は“日常”なので、清との運命の出会いを“非日常”的に描くことで、作品の中でより印象深いシーンになったと思います」と手応えを示した。

 女優の永野芽郁(18)がヒロインを務める朝ドラ通算98作目。フジテレビ「素顔のままで」「ロングバケーション」「空から降る一億の星」やTBS「愛していると言ってくれ」「ビューティフルライフ」「オレンジデイズ」など数々の名作を生み“ラブストーリーの神様”と呼ばれるヒットメーカー・北川悦吏子氏(56)のオリジナル脚本。岐阜県と東京を舞台に、病気で左耳を失聴した楡野鈴愛(にれの・すずめ)が高度経済成長期の終わりから現代を七転び八起きで駆け抜け、一大発明を成し遂げる姿を描く。

 物語は第3週(16〜21日)から高校時代に突入。第14話、朝露高校に通う鈴愛(永野)たちは幼なじみ・菜生(奈緒)の弓道部の引退試合に駆け付ける。弓道場には、美少女の姿。律(佐藤)は一瞬、目が合う。それは、交流試合で朝露高校を訪れた柏木高校の清(古畑)だった。律が運命を感じる電撃的な出会い。2人はどうなるのか。第15話(18日放送)の序盤が注目される。

 昨年はフジテレビ「コード・ブルー〜ドクターヘリ緊急救命〜THE THIRD SEASON」(7月期)やTBS「コウノドリ」(10月期)などに出演し、女優としても飛躍した古畑。今回、朝ドラ初出演となり「おばあちゃんも朝ドラが好きで、喜ばすことができます。素直にうれしいです」と笑顔。ただ、マドンナ的存在の役柄には「自分に演じられるかな?私には無理だと思いました」と苦笑いし「朝ドラ出演はうれしい反面、不安の方が大きかったです。渋谷の駅に降りて、NHKに向かう時、テンションが下がることもあります。そういう時は帰りに『ずんだシェイク』を飲んで気分転換しています」とプレッシャーを明かした。

 弓道も初挑戦。「シンプルに見えて、いざ練習してみると、弓の持ち方や立ち方などが複雑。すごく難しかったです」。週1ペースで練習を積んだが「1個覚えると、1個忘れる。覚えが悪いんです。もう(練習が)嫌になっちゃいそうでした」と笑いながら、ぶっちゃけた。それでも「1人で胴着を着るところからスタートして、精神が鍛えられました。ドラマにもナチュラルに入り込めたので、弓道に挑戦してよかったと思います」と振り返り、ポジティブに捉えた。

 清と律の出会いのシーンは「めっちゃ緊張しました」。“恋愛の神様”北川氏ならではのセリフも「実生活で言ったら、ちょっと照れてしまうかもしれません」というが「佐藤さんの芝居がとてもナチュラルで、うまく雰囲気をつくってくださるので、私も乗っからせていただいています。佐藤さんの存在は本当に大きいです」と感謝した。

 5月中旬以降の東京編に登場する喫茶店でコーヒーを飲むシーン。コーヒーが苦手な古畑が我慢して飲んでいると、佐藤が「(苦手だと)スタッフさんに言えばいいのに。オレの飲んでみな」。佐藤のカップを口にすると「まさかのジュースでした」と思い出し笑い。「佐藤さん、コーヒー飲めないんですか?」「オレ、飲めない」。普段はクールに見える佐藤だが、そのギャップが「すごくチャーミングでした」と撮影秘話を明かした。

 上京後、清と律は大学のキャンパスで再会。清の存在は、鈴愛と律の絆に大きな影を落とす。「『これ、昼ドラ?』と思うぐらいのドロドロで、今までの朝ドラの常識を覆すと思います。やるからには面白いものにしようと、頑張って演じています。新しい朝ドラを見る感覚で楽しんでいただけたら、うれしいです」と新境地開拓に張り切っている。

 勝田チーフプロデューサーも「憧れの美少女であること、そして、東京で再会した時のどこか大人っぽい雰囲気。古畑さんは、この要素を、鈴愛演じる永野さん、律を演じる佐藤さんを相手に、しっかりと存在感を持って演じられる俳優だと感じました」と起用理由を説明。東京編に入り、さらなる熱演が期待される。

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2018年4月17日のニュース