大杉漣さんお別れの会 たけし、草なぎ剛、浜田雅功ら参列 多くのファンも列

[ 2018年4月14日 13:00 ]

お別れの会「さらば!ゴンタクレ」での大杉さんの遺影
Photo By スポニチ

 2月21日に急性心不全のため亡くなった俳優の大杉漣さん(享年66)のお別れの会「さらば!ゴンタクレ」が14日、東京・青山葬儀所で営まれ、約1700人が参列した。「ソナチネ」「HANA―BI」など数多くの作品で大杉さんを起用した北野武監督(ビートたけし=71)をはじめ、元SMAPの草なぎ剛(43)、女優の木村佳乃(42)、「ダウンタウン」の浜田雅功(52)ら親交があった俳優仲間ら700人の業界関係者が参列。亡くなる約7時間前まで撮影していたテレビ東京「バイプレーヤーズ」の遠藤憲一(56)、田口トモロヲ(60)、松重豊(55)、光石研(56)も出席し、大杉さんをしのんだ。

 祭壇は白や緑、紫、黄色といった草花が並ぶ「野原」をイメージしたもの。遺影は長男で写真家の隼平氏(35)が撮影。所属するサッカーチーム「鰯クラブ」の愛用のユニフォームや熱狂的なサポーターとして知られるサッカーJ2徳島の年間パスポートも供えられた。戒名は「優月院漣奏球孝信士(ゆうげついんれんそうきゅうこうしんじ)」。「月を見て偲びたい」「漣は親しんだ芸名」「球は愛したサッカー」「孝は生まれたときからの名」という思いで、月、漣、球、孝を希望したといい、これに「優しい人柄であり、俳優の“優”を」「表現する・演奏するの“奏”を加えたという。月の光のように穏やかに輝いていたという意味も込められた。所属事務所の代表取締役でもある妻の弘美さんは「少し長い名前を持つことになった大杉。『そちらでも元気にやっていて。またね!』と送りたい」と言葉を添えた。

 「ゴンタクレ」とは「悪者」「ごろつき」などを指す「ごんた(権太)」に由来した言葉で「きかんぼう」「悪ガキ」「わがまま」という意味で使われる徳島の地方の阿波弁。献花の際は大杉さんが好んで聞いたという「トム・ウェイツ」が流れ、大杉漣バンド「出航」「金色のウィスキー」が演奏された。「ファンブース」にも一般の献花台が設けられ、「たくさんの漣さんに会っていただきたい」という思いから、日本テレビ「ぐるぐるナインティナイン」の名物コーナー「グルメチキンレース・ゴチになります!」の衣装やテレビ東京「バイプレイヤーズ」の亀や映画「仮面ライダ1号ー」といった大杉さんのパネルなど、ゆかりの品を多数展示。この日のために送られたという徳島のユニホームやスタジアムでの写真も置かれた。一足早く始まった一般ファンブースの献花には、開始前から多くの人が列を作った。

続きを表示

この記事のフォト

2018年4月14日のニュース