たけし軍団 和解 オフィス北野“お家騒動”収束 森社長「もつれ元に戻す」

[ 2018年4月10日 05:37 ]

「オフィス北野」の森昌行社長
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 ビートたけし(71)の独立騒動についてオフィス北野の森昌行社長(65)が9日、報道各社にファクスを送信し、弟子衆「たけし軍団」との内紛に終止符を打ち、協力して新体制を構築していくことで合意したと発表した。森社長が引き続き代表取締役を務める。午後4時すぎには都内の事務所で取材に応じ、「もつれたものを元に戻していく」と覚悟を語った。

「たけし独立」と3月14日付で本紙が報じてから26日。軍団が今月1日に森社長の経営を批判する声明文を出し、森社長も週刊誌上で反論して一時は泥沼化の様相を呈したが、双方が歩み寄った。

 森社長は文書で5日に軍団番頭格のガダルカナル・タカ(61)から「軍団全員の意志として、今回の軍団の声明文は社長と軍団の対立を目的としたものではなかった」と電話で説明を受け「事態収拾のための話し合いに応じてもらえないか」との申し入れがあったことを明かした。

 声明文で「法外な役員報酬」「高すぎる社員給与」などと告発された森社長は、軍団全員が「私や従業員へのネガティブキャンペーンに充当するような行為はしない」「本来守秘義務を伴う会社の経営状況などは外部に漏らさない」などの基本的条件を提示。軍団が受け入れることを確認したため、以降、タカを軍団代表として複数回の話し合いを重ねてきたという。

 森社長は「私の経営方針がたけしさんの理解を得られぬまま、そこから生じた不信感の数々によって、たけしさんが独立された事実を振り返り、組織運営の責任者・代表取締役としてたけしさんに謝罪すると同時に、そこから得た教訓をバネとして真摯(しんし)に予想される諸問題に向き合って行きたい」とつづった。

 体制づくりは始まっているが、たけしという大黒柱がいない中での船出だけに前途多難は必至。「私の能力が至らなくて失格のらく印を押されるかもしれないが、今は再構築に向けて最大級の努力をしていく」とした。

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2018年4月10日のニュース