ひばり本の集大成!秘話続々

[ 2018年4月7日 05:30 ]

7日、発売されたノンフィクション「美空ひばり 最後の真実」
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 1989年6月に亡くなった歌手・美空ひばりさんの軌跡を追った西川昭幸氏(76)のノンフィクション「美空ひばり 最後の真実」(さくら舎)が7日、発売された。

 著者は、1964年に公開されたひばりさんの主演映画「新蛇姫様 お島千太郎」の宣伝担当を機に親交。没後は2000年から13年まで「美空ひばりフィルムコンサート」を全国各地で上映。11年には足跡をまとめた「美空ひばり公式完全データブック」(角川書店)を編さんした。新刊は、データブックをまとめていく過程で埋もれていた事実や秘話を“発見”したことから、関わった人たちを取材して「知られざるひばりさんの人物像」を書くことを決意。「戦後の復興象徴!天才少女歌手の登場」「天才少女の知られざる家庭問題」「10万人が会葬!日本一の大葬儀顛(てん)末」など全12章。さらに証言集を加えてまとめ上げた。

 西川氏は「ひばりさんが大衆から完全に許されたのは病に侵された晩年から逝去後だった。ひばりさんが立派だったのは不屈だったことで、非難を浴びようが、大病で倒れようが、不死鳥のように再起し歌い続けた。そうしたことで没後ようやく世間から認められたと言ってもよいだろう」と記している。

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2018年4月7日のニュース