高畑勲監督を追悼「火垂るの墓」13日に急きょ放送決定

[ 2018年4月6日 20:00 ]

13日に放送する「火垂るの墓」(C)野坂昭如/新潮社1988
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 「火垂るの墓」や「アルプスの少女ハイジ」など数々の名作を手掛けたアニメーション映画監督の高畑勲(たかはた・いさお)さんが5日、都内の病院で肺がんのため亡くなった。82歳だった。日本テレビは13日に「火垂るの墓」を「金曜ロードSHOW!」(金曜後9・00)で緊急放送すると6日、発表した。

 高畑監督の訃報を受けて「金曜ロードSHOW!」の放送作品ラインナップを急きょ変更。監督の代表作である「火垂るの墓」を編成するとし、13日に放送を予定していた「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」を20日に放送する。20日に予定していた「パシフィック・リム」は放送日が決定次第、公式サイトなどで告知する。

 日本アニメーション界の巨匠にして、世界でも称賛される数々の作品を世に送り出した高畑監督。「金曜ロードSHOW!」では「火垂るの墓」をはじめ「おもひでぽろぽろ」、「平成狸合戦ぽんぽこ」や「ホーホケキョとなりの山田くん」のほか、遺作となった「かぐや姫の物語」など、スタジオジブリ作品として公開された高畑監督の長編映画を長年にわたって放送。番組として心からの哀悼の思いと、感謝の気持ちを込めて、監督が第二次世界大戦当時の神戸を舞台に、懸命に生きようとした兄妹のいのちを描いた「火垂るの墓」をお茶の間に届ける。

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