NHK会長 退局の有働由美子アナウンサーに感謝「今後の活躍にも大いに期待」

[ 2018年4月5日 15:27 ]

NHK退局を発表した有働由美子アナウンサー
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 NHKの上田良一会長(68)が5日、東京・渋谷の同局で行われた定例会見に出席。3月31日付でNHKを退局した有働由美子アナウンサー(49)について言及した。

 有働アナは退局前日の30日に、8年間メインキャスターを務めた「あさイチ」を卒業したばかりで、3日夜に有働アナのコメントが発表された。91年の入局から勤続27年での退局。有働アナについてコメントを求められた上田会長は「この有働由美子アナウンサーに関してましては、本当に視聴者の方に彼女の明るくて、自然体というキャラクターが愛され、受け入れられ、支持されたということがあるんだと思う。そういうことをベースにNHKでも大活躍していただいたので、私と致しましては本当に感謝しています」と感謝。「新しいチャレンジをなさりたいということで、それも温かく送りだして、今後の活躍にも大いに期待していきたい」とエールを送った。

 すでに収録が終わっているBSプレミアム「100年インタビュー」(5月12日放送)などは予定通り放送される。それ以外の番組について、担当者は「現段階で申し上げることはありません」とコメントせず。今後のNHK番組への出演について、上田会長としての意見を求められ、「基本的には、現場の判断に任せるということ」としながらも「有働アナウンサーには大変な大きな貢献をしていただいた。気持ちよく次のチャレンジに挑んでいただくということですので、それを踏まえて、現場で対応していただければ」と話した。

 上田会長が有働アナの退局を知ったのは「しかるべき時」とし、発表前に知っていたことを認め、退局に際し、内容は明かさなかったが、有働アナから直接あいさつもあったという。慰留などは「現場のほうで勘案しながら、お話させていただいたのでは」と多くは語らなかった。なお、有働アナの詳しい退職理由については、広報局の担当者は「個人的なことでもありますので、お答えを差し控えさせていただきます」とコメント。4日から番組取材で欧州へ取材に行っているとされているが、「その番組については現段階で申し上げることはありません」とした。

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2018年4月5日のニュース