木梨憲武「生まれ変わった」今後はCG男優に?「アフレコしか行かなくても大丈夫」

[ 2018年3月29日 13:03 ]

映画「いぬやしき」完成披露試写会に出席した木梨憲武
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 「とんねるず」の木梨憲武(56)が29日、この日オープンした東京・有楽町のTOHOシネマズ日比谷での主演映画「いぬやしき」(監督佐藤信介、4月20日公開)の完成披露試写会に共演の佐藤健(29)らと登壇。木梨は30年続いたフジテレビ「とんねるずのみなさんのおかげでした」が22日に最終回を迎えたばかり。長年続いた番組終了後、初の公の場となった。

 謎の事故でサイボーグの体になった定年間際のサラリーマン・犬屋敷壱郎(木梨)が、同様の体で人間を殲滅(せんめつ)していく高校生・獅子神皓(佐藤)と人類存亡をかけて戦う物語。木梨は16年ぶりの映画主演。劇場のある東京ミッドタウン日比谷のオープンと重なり、「本当にめでたい日に、日比谷が一番盛り上がっている日にここでスタート。ようやく見ていただく日が来ました。最後の最後までこだわって作った。いい作品ができたと思っております」と笑顔を浮かべた。

 劇中でジジイヒーローとなる木梨は「犬屋敷世代、私と2つしか違わない。ジジイで良かった。ジジイ選抜の代表選手になれて、本当にジジイで良かった」としみじみ。「特殊メークをしているんですけど、大して変わらない…」と自虐的に話すも、司会者からは「冴えないジジイになっていた」と褒められ、「光栄です」と満足気だった。

 木梨は新しい劇場で“新生・木梨”として新たなスタートを切った。「もう生まれ変わったという気持ちになっているんです、この作品で。それはつまり、CG男優として」と話した木梨。その真意は、CGの撮影現場では、自身が演技しているものの、「全部裸で番号がマーキングされるんです。つまり、マークが貼ってある時はどんなお芝居をしても、ただの目安。ある意味、目安タレントとして、目安男優」だという。木梨は「CG男優として、僕のデータはすべて佐藤監督に渡しているんです。今後、僕はアフレコしか行かなくても大丈夫なタレントになりました。大きく叫ぶ声とか、そういう仕事だけ(でいいように)佐藤監督の場合はなっている。そんな時は大きな(声の)声優としてやっていきたい」とニヤリ。「こう叫びます」と切り出し、最後は自身が声優を務めたアニメ映画「ファインディング・ニモ」を再現して「ニモーーー!」と絶叫し、笑いを誘った。

 イベントでは、劇中で機械のように顔面がパカっと開く犬屋敷のように、巨大顔面看板からド派手に登場。さすがの演出に木梨は「めちゃくちゃ恥ずかしいわ。他に考えられなかったんですか?」と照れ笑いを浮かべた。舞台あいさつには、本郷奏多(27)、三吉彩花(21)も参加した。

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