故プリンスさんの薬物検査報告書を米AP通信が入手 驚くべき高い数値

[ 2018年3月27日 11:56 ]

2016年に死去したプリンス(AP)
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 2016年に麻酔系鎮痛剤「フェンタニル」の過剰摂取で死去した世界的なミュージシャン、故プリンスさん(享年57=本名プリンス・ロジャース・ネルソン)の遺体解剖の際に実施された薬物検査報告書を米AP通信が入手。同通信社によれば、本来1リットル当たり3〜58マイクログラム(1マイクログラムは100万分の1グラム)で致死量に達するフェンタニルが、67・8マイクログラムも検出されていたことが明らかになった。

 フェンタニル自体がヘロインの50倍以上の鎮痛効果があり、プリンスさんの過剰摂取が裏付けられる数値となった。

 肝臓1キログラムからは450マイクログラムを検出。69マイクログラム以上が過剰摂取、もしくは致死量とされており、この数値も大幅に上回っていた。

 腰痛に悩まされていたプリンスさんは鎮痛剤を日常的に服用していたことがわかっており2016年4月21日、ミネソタ州ミネアポリス郊外の自宅のエレベーターの中で意識を失って倒れているところを発見され、そのまま帰らぬ人となった。

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2018年3月27日のニュース