藤井聡太六段 100点満点で大会初の4連覇 詰将棋解答選手権チャンピオン戦

[ 2018年3月25日 16:12 ]

「詰将棋解答選手権」に出場した藤井聡太六段。後半開始後、わずか1分半で解答を書き始めた
Photo By スポニチ

 将棋の中学生棋士、藤井聡太六段(15)が25日、名古屋市内で開催された「詰将棋解答選手権チャンピオン戦」に出場し、全10問正解の100点満点で大会初の4連覇を達成した。

 将棋の終盤力を鍛える詰め将棋は藤井が幼少期からのめり込み、数々の記録を達成してきた強さの原点でもある。藤井は前半、全3会場で最速の55分で回答を終え退室、5問全てに正解で単独トップに立った。時間に関係なく全問正解なら優勝できる後半は、慎重に時間を使い切り念入りに確認する勝負師らしさも見せながら“ラスボス”と呼ばれる最難関の第10問もクリア。12歳で初優勝した2015年以来、自身2度目の100点満点を叩き出し、2位以下を大きく引き離した。

 競技は前後半各90分で、39手詰以内の詰め将棋を解く正確さと速さを競う。1問10点、前後半各5問の100点満点。15回目の今年は東京、大阪、名古屋の3会場に分かれ、プロ棋士をはじめ奨励会員、アマチュアら105人が同じ条件で出場した。谷川浩司九段(55)、行方尚史八段(44)、広瀬章人八段(31)らトッププロも参加している。

続きを表示

2018年3月25日のニュース