羽生、初の名人就位は23歳 2期目に史上初のタイトル独占

[ 2018年3月22日 05:30 ]

羽生善治竜王
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 将棋の名人戦挑戦者を決める順位戦A級プレーオフ決勝が21日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、2月に国民栄誉賞を受賞した羽生善治竜王(47)が前期挑戦者の稲葉陽(あきら)八段(29)を98手で下し、佐藤天彦(あまひこ)名人(30)への挑戦を決めた。

 羽生は23歳だった94年に順位戦A級初参加でプレーオフを勝ち抜いて挑戦者となり、米長邦雄に4勝2敗で勝ち初挑戦で名人に初就位。2期目だった96年、史上初のタイトル7冠独占を達成した。

 97年に失冠後、03年に森内俊之に4連勝して4期目獲得。翌04年に森内に雪辱されたが、08年に同じ森内から4勝2敗で奪い返し、通算5期目で19世名人の資格を獲得した(襲名は引退後)。通算在位は歴代3位の9期。

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