「これにてちょっと連ドラはお休みします」脚本家・坂元裕二氏「anone」でひと区切り

[ 2018年3月22日 15:10 ]

 昨年放送され、数々の賞を受賞したTBS「カルテット」や1991年のフジテレビ「東京ラブストーリー」など多くの人気ドラマを手掛けた脚本家の坂元裕二氏(50)がドラマの脚本執筆をしばらくの間休養することが分かった。坂元氏が脚本を担当した日本テレビ「anone」が21日に最終回を迎えた後、自身のインスタグラムを更新。「これにてちょっと連ドラはお休みします」と発表した。

 坂元氏は「いつもドラマを見てくださっていた方へ」と書き出し、「4年連続で1月期の連ドラを書きました。来年の1月はありません。これにてちょっと連ドラはお休みします。4年前にそれを決めて、周囲にもそう話して、ずっと今日を目指して来ました」と4年前から決めていたことだと明かした。坂元氏は2015年にフジ「問題のあるレストラン」、16年にフジ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」、17年に「カルテット」、そして今年が「anone」と4年連続で1月期のドラマ脚本を手掛けていた。

 「またいつか連ドラの世界に帰ってきたいと思いますが、ひとまずはありがとうございました」と「anone」を”ひと区切り”としてドラマの脚本執筆からいったん離れることを明かした坂元氏。秋には舞台の仕事を控えているそうで、これまで複数の作品で一緒に仕事をしてきた女優の満島ひかり(32)や俳優の瑛太(35)の名前を挙げて今後も一緒に仕事をしていきたい旨を記すなど今後も脚本を書き続けることは間違いないようだが、テレビドラマの脚本はひとまずお休みするようだ。

 坂元氏は87年に19歳で脚本家デビュー。柴門ふみの漫画が原作で、91年にドラマ化され鈴木保奈美、織田裕二らが出演して高視聴率を獲得した「東京ラブストーリー」で一躍人気脚本家となった。10年には当時5歳だった芦田愛菜(13)の演技で話題になった日本テレビ「Mather」、13年には瑛太、尾野真千子らが出演したフジ「最高の離婚」も坂元氏が脚本を担当した。私生活では98年に女優の森口瑤子(51)と結婚している。

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2018年3月22日のニュース