藤井六段 中学卒業「気持ち新たにさらなる高みを」師もエール

[ 2018年3月21日 05:30 ]

将棋の藤井聡太六段
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 将棋の藤井聡太六段(15)は20日、愛知県名古屋市の名古屋大学教育学部付属中で行われた修了(卒業)式に出席した。4月から同付属高への進学が決まっている最年少棋士は「卒業というひとつの節目に際し、気持ちを新たにさらなる高みを目指していく所存です」との談話を日本将棋連盟経由で発表した。

 修了式後も3月いっぱいは中学生の身分。このため「中学生棋士」としての対局は2局残している。22日は大阪市の関西将棋会館で行われる王座戦2次予選5組決勝で糸谷哲郎八段(29)と対戦。「怪物」の異名を持つ元竜王との初対決は注目だ。勝てば挑戦者決定トーナメント進出と同時に、自身2度目の公式戦16連勝となる。

 28日の同所での王将戦1次予選6組3回戦・井上慶太九段(54)戦が、中学生最後の対局。8日の2回戦で藤井に敗れた師匠の杉本昌隆七段(49)は、「着実に成長しており、慢心せずにタイトルに向かって突き進んでほしい」とエールを送った。

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2018年3月21日のニュース