志らく、貴公俊の暴行問題に言及「“貴親方擁護”謝罪しろ」の声には「それは別問題」

[ 2018年3月19日 11:35 ]

落語家の立川志らく
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 落語家の立川志らく(54)が19日、TBS「ひるおび」(月〜金曜前10・25)に生出演し、大相撲の新十両・貴公俊(20)による暴行問題について言及。「今こんなことをしたらどれだけ迷惑がかかるか想像力がない」と、貴公俊の行為を厳しい口調で断罪した。

 貴公俊は春場所8日目の取組後に支度部屋で付け人の序二段力士の顔面を複数回殴打した。日本相撲協会は同部屋の貴ノ岩が元横綱・日馬富士の暴行により2場所休場した傷害事件を受け暴力問題の再発防止に取り組んでいた最中。貴ノ岩の師匠である貴乃花親方も指導を徹底していた矢先に、弟子がその教えに反する行為をとった形となった。

 「弟子がバカであって、今こんなことをしたらどれだけ周りに迷惑がかかるか想像力がないってことですよ」とあきれた表情で切り出したが、ただ「これによって相撲協会が正義で、貴乃花親方が悪と決めつけるのは、ちょっと違う」とも。貴乃花親方に監督責任があり、協会から処分を受けることは当然とした上で「(「貴乃花親方は)日本相撲協会をまっとうな相撲道にしようとしてきた。これは間違っていることではない。この件と、本来の件とを一緒にすることはおかしい」とした。

 これまで志らくは、貴乃花親方を擁護する意見が目立っているとインターネット上で指摘されてきたことから、この日は「“今まで貴乃花親方を擁護してきたんだから謝罪しろ”とか“頭を丸めろ”とかネット上で上がっている」と自らネットの声に触れ「ただ、それは別問題。今回については、親方が協会から怒られればいいわけです」と持論を示した。

 暴力問題再発防止を徹底している中での愚行。志らくは「どうしてこんなことをするのか」とあらためて苦言を呈し「“貴乃花親方はもう暴力のことを言えないじゃないか”って言われたら、その通り言えなくなっちゃう。弟子はよっぽど反省して、親方ももう一度教育し直さないといけない」と呼びかけた。

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2018年3月19日のニュース