小百合120作目の映画公開…被災者思いやり“風化させない”

[ 2018年3月11日 05:43 ]

「北の桜守」の初日舞台あいさつを行った(左から)滝田洋二郎監督、阿部寛、篠原涼子、吉永小百合、堺雅人、岸部一徳、佐藤浩市
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 吉永小百合(72)も120本目の出演映画「北の桜守」(監督滝田洋二郎)の初日舞台あいさつで被災者を思いやった。

 東京・銀座の丸の内TOEI(1)に共演の堺雅人(44)らと登場。作品は73年前の8月に、樺太から命からがら逃れてきた家族の実話を基にした物語。風化させてはいけない事実に東日本大震災を重ね「あす3月11日で7年。今なお苦しんでいる方もたくさんいらっしゃる」と被災者を気遣って話した。

 作品のキャンペーンで1月16日の広島から吉永が移動した総距離は、東京―ロサンゼルス間とほぼ同じ約8900キロ。郡山や仙台など東北も回ってきた。「皆さんにどう受け止めてもらえるか、受験生の母親のような心境で昨夜は眠れなかった」と告白した。

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2018年3月11日のニュース