藤井六段、羽生竜王と重なる初の師弟対決 超一流棋士への道進む

[ 2018年3月8日 19:04 ]

第68期王将戦の1次予選2回戦、杉本昌隆七段(手前左)と藤井聡太六段(右)の対局には多くの報道陣が駆けつけた
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 中学生棋士の藤井聡太六段(15)が8日、大阪市内の関西将棋会館で指された第68期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の1次予選2回戦で、師匠の杉本昌隆七段(49)と公式戦初の師弟対決に臨み、111手で勝利を収めた。

 永世7冠の資格を持つ第一人者の羽生善治竜王(47)も、今回の藤井と似た状況で師弟対決を経験している。羽生が18歳で五段だった1989年3月、公式戦のオールスター勝ち抜き戦で師匠の故二上達也九段と1度だけ対戦した。羽生が快勝し、二上はこの対局で引退を決意したとされている(90年3月に引退)。

 羽生は同月までの88年度の対局数、勝利数、勝率、連勝の4部門でトップを独占。タイトル未獲得ながら最優秀棋士に初選出され、超一流棋士へと飛躍を遂げた。

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