盲目の漫談家、濱田祐太郎がR―1チャンピオン!3795人の頂点に「優勝したかった」

[ 2018年3月6日 20:55 ]

R−1ぐらんぷり2018で優勝した濱田祐太郎
Photo By スポニチ

 関西テレビ・フジテレビ系のピン芸人日本一決定戦「R―1ぐらんぷり2018」決勝が6日行われ、盲目の漫談家、濱田祐太郎(28)が優勝し賞金500万円を獲得した。

 決勝は12人が3ブロックに分かれて登場。Aブロックはルシファー吉岡(38)、カニササレ アヤコ(24)、おいでやす小田(39)、おぐ(41)。Bブロックは河邑ミク(23)、チョコレートプラネット長田(38)、ゆりやんレトリィバァ(27)、復活ステージ2位の霜降り明星 せいや(25)。Cブロックは濱田祐太郎(28)、紺野ぶるま(31)、霜降り明星 粗品(25)、復活ステージ1位のマツモトクラブ(41)が参加した。

 ブロック戦を勝ち上がった、おぐ、ゆりやん、濱田がファイナルステージに進出し、濱田が12票を獲得、ゆりやんは5票、おぐは4票で、3795人の頂点に立った。

 濱田は先天性緑内障で左目は見えず、右目は明暗のみわかるという状態。5年前、NHKの障がい者をテーマにしたバラエティ番組「バリバラ」に出演した経験があり、現在は「よしもと漫才劇場」でピン芸人として漫談をしている。

 決勝では、街で接した人々とのエピソードや、盲学校の話をネタ化。修学旅行で北海道を訪れたときに先生から「札幌ドームにプロ野球を見に行きます!」と告げられた話や、友人との会話で「“濱ちゃんって車運転したことある〜?”って、あるわけないやろ!あったら大問題やって。これボケで言ったとしてもパンチきいてるなあと思いました」と勢いある漫談で視聴者と審査員の心をつかんだ。

 優勝が決まると「ほんまに優勝!?僕めちゃくちゃ噛(か)みましたよ。いやぁ、ありがとうございます!ずっとアマチュアのときから出ていた大会で、優勝したかったです」と喜んだ。

続きを表示

この記事のフォト

2018年3月6日のニュース