月亭八光 「約20周年」をノンキに語る「まあ、お祭りということで」

[ 2018年3月5日 13:33 ]

「約20周年記念祭り」を開催する月亭八光
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 落語家・月亭八光(40)が「約20周年記念祭り」(23日、なんばグランド花月)を開催することを5日、大阪市内で発表した。

 八光が、父である月亭八方(70)に弟子入りしたのは1996年4月。実際は間もなく芸歴丸22年を迎えるのだが、持って生まれた天真爛漫な性格からなのか、勘違いなのか節目の20周年をすでに過ぎていたことが判明。「この間、計算したら過ぎてました。正式には今、22年目ですわ。まあ、お祭りということで皆さんに喜んでいただけたら」と八光は「約20周年」をノンキに語った。

 “父親の七光り”を超えてほしいという意味で「八光」と名付けられたが、偉大な父のおかげで、芸人生活スタート直後からすぐにテレビ出演などに恵まれた。愛される性格だったこともあるが、全国ネット番組のレギュラーにも抜擢された。順風満帆だった。転機は3年目の頃。お笑いコンビ「メッセンジャー」の黒田有(48)から「八方師匠がおらんかったら、どついてるで」と言われた。「世の中、こんなに嫌なことを目の前で言う人がいるんや」と思ったそうだがその後、他の芸人からも特別扱いされなくなった。見えない“壁”が気づかぬうちにできていたのだ。「距離が縮まった。あのまま(他の人たちが)気遣ってくれてたら、今のボクはなかったはず」と八光は黒田に感謝している。

 現在もロケを中心に関西でテレビ・ラジオのレギュラー、準レギュラー11本を抱える超売れっ子。タレント業も大忙しだが、自身は「落語への思いが強くなってる」と落語家としてのスタンスを今後も崩すつもりはない。「祭り」当日に演じる落語は厳選した1本だけだが。「若い落語家が人気の漫才師さんたちの胸を借りて大喜利もやって」。大喜利やゲームで大騒ぎの“祭り”となりそうだ。

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2018年3月5日のニュース