大杉漣さん長男・隼平氏 父の“最後の眼鏡”が「いつも見守ってくれている」

[ 2018年3月2日 17:10 ]

大杉漣さん
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 2月21日に急死した俳優の大杉漣さん(享年66)の長男で写真家の大杉隼平氏(36)が2日、自身のインスタグラムを更新。父の“最後の眼鏡”に「自分の側でいつも見守ってくれているように感じます」と胸中を明かした。

 7〜20日に東京・神宮前で写真展「a second after―記憶の続き―」を開催。「こんな時に告知をしていいのか。正直分からなくなりました」と葛藤。それでも「ただ、開催が決まった2カ月前から、本当に多くの関係者、友人が開催のために動き続けてくれています。今、告知ができないなら『俺らに任せろ』と友人たちが自分の言葉で告知を始めてくれました。僕の友人も父とは仲が良かったので、様々な想いを持ちながら今も動いてくれています」と感謝した。

 大杉さんは役の眼鏡も小道具として用意されたものではなく、全部自分で選んでいた。プライベート用は10本ほどだが、役のために200本以上購入して自宅に置いていた。

 隼平氏は「また、いつも親子でお世話になっている眼鏡屋さん。父は新しい眼鏡を頼んでいました。父の眼鏡を取りに行くと、その眼鏡を、僕がかけれるように作り変えてくれていました。父がかけることが叶わなかった最後の眼鏡ですが、自分の側でいつも見守ってくれているように感じます。何だか力が込み上げてきました」と父の眼鏡に勇気をもらった様子。

 「表舞台ばかりに目がいきますが、裏でいつも支えてくれている人がいるからこそできることです。周りにいてくれる人たちに感謝しています。ありがとうございます。 『写真展楽しみにしてるからな』。額縁作りと、写真のセレクトなども手伝ってくれた父のためにも、しっかりと元気な姿で会場にいたいと思います」と気持ちを新たにした。

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2018年3月2日のニュース