野村克也氏 独りは寂しい…沙知代さんのいない日々「何にもすることない」

[ 2018年2月28日 11:10 ]

野村克也氏と沙知代さん
Photo By スポニチ

 プロ野球楽天など4球団の監督を務めた野村克也氏(82)が16日放送のフジテレビ情報番組「ノンストップ!」(月〜金曜前9・50)にVTR出演。“サッチー”の愛称で親しまれた妻・沙知代さん(享年85)が昨年12月8日が急逝してからの生活を明かした。

 沙知代さんとの別れから約2カ月半。一人残された生活について、野村氏は「何にもすることない。おいしいもの食べて、ゆっくり寝る。長生きの秘けつかなと思ったりもする」としみじみ。「一番感じるのは男の弱さ。やっぱり男は弱い。女性がいないとどうにもならない。そりゃ、寂しいわね、話し相手がいないんだもん。もう無口になってしょうがない」とボヤいた。

 さらに「引っ越そうと思ったり(する)。(自宅には)いっぱい奥さんの面影が残っているようで…。あまり居心地は良くないね…」とも。それでも、自宅で心が休まる場所が見つかったといい、それは沙知代さんがいつも座っていた食堂のテーブル。「応接間と食堂があるんだけど、なぜか応接間には座らずに、食堂のテーブルに座って、テレビばっかり見ちゃう。女房が元気だった時はそこに座ったことなかったんですけどね。毎日のように座ってます、今は。気持ちの上で落ち着く場所ですね」と話した。

 「世界広しといえども、サッチーさんと夫婦でやっていくのは俺しかいない。ワンマンで好き放題に生きている女性、間違いなく幸せな人生を送ったと思いますよ」と最愛の妻に思いをはせた野村氏。「まだこの世からいなくなったという感覚は消えない。いつまで俺の頭の中にサッチーさんが生き続けるのか、生涯生き続けているんじゃないかな」と続けた。

続きを表示

2018年2月28日のニュース