藤井六段 イチローに並んだ!棋戦最年少Vに愛知県が特別表彰

[ 2018年2月27日 05:30 ]

最年少優勝を果たし、愛知県から特別表彰されることになった藤井六段
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 愛知県は26日、同県瀬戸市出身で、17日に史上最年少の15歳6カ月で棋戦(朝日杯将棋オープン)優勝を果たした将棋の藤井聡太六段(15)を特別表彰すると発表した。将棋界で数々の最年少記録を更新し続ける藤井に、地元からの新たな栄誉が加わる。これまでの特別表彰者は6人1団体で、アルベールビル五輪銀メダリスト伊藤みどりさん(48)や、イチロー選手(44、マーリンズからFA)、長寿の双子「きんさん、ぎんさん」らそうそうたる面々。藤井は五輪メダリストや野球界のスーパーヒーローと肩を並べることになった。

 県はホームページで「数々の歴史的記録を塗り替え、その活躍する姿は愛知県の誇り」などと授賞理由を説明。会見した大村秀章知事は「誰も寄せ付けないような最強の棋士になり、私たち県民、国民に夢や明るい希望を与え続ける存在になってもらいたい」と話した。

 全棋士が参加しての「朝日杯」で藤井は準決勝で羽生善治竜王(47)、決勝では広瀬章人八段(31)を撃破して優勝。規定で史上初の中学生六段が誕生した。県秘書課によると、その数日後に表彰の旨を伝え、本人から了承を得た。授賞式の日程などは今後の調整となるが、大村氏が表彰状と記念品を手渡すことになるという。

 県はさらに、平昌五輪フィギュアスケート男子で銀メダルを獲得した名古屋市出身の宇野昌磨(20)に県スポーツ功労賞を贈ると発表。県担当者は「2人とも愛知の希望の星。若い2人に県を引っ張っていってほしい」とさらなる活躍に期待を寄せている。

 気になる特別表彰の記念品は「未定」というが、担当者は「受賞者には県特産の七宝焼の花びんや額が贈られている。金額もこれまでと同額程度になると思う」と話した。

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2018年2月27日のニュース