テレ東 大杉漣さん遺作「バイプレイヤーズ」継続決定!最終回まで残り2回の放送を正式発表

[ 2018年2月23日 17:56 ]

テレビ東京「バイプレイヤーズ〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜」で共演の(左から)遠藤憲一、大杉漣さん、田口トモロヲ、松重豊、光石研(C)「バイプレイヤーズ2018」製作委員会
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 テレビ東京は23日、21日に急死した俳優の大杉漣さん(享年66)が出演し、亡くなる前日の20日まで撮影していた連続ドラマ「バイプレイヤーズ〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜」(水曜後9・54、全5話)の第4話を今月28日に、最終回(第5話)を3月7日に放送することを決定したと番組公式サイトで正式発表した。同局の小孫茂社長がドラマ継続を編成部に指示したことを前日22日の定例会見で明かしてから、スピード決定となった。

 「ご出演いただいておりました俳優・大杉漣さんが先日急逝され、第4話、第5話(最終回)の放送について検討しておりましたが、ご遺族、事務所、キャストの皆様からのご理解をいただきましたので、予定通り放送することを決定いたしました。ここにご報告いたします。今後の放送予定は以下の通りです。第4話:2月28日(水)、第5話(最終回):3月7日(水)」

 第4話は3割、第5話は3分の2の撮影を残すが、脚本を一部変更する方向で撮影を進める予定。厳しいスケジュールの中、どのように完成、放送を目指すのか。「バイプレイヤーズ」チームの底力が期待される。

 小孫社長は22日に定例会見を行い、同作について「できることなら続けられないものかと思っている。編成にも指示した」と放送を続ける方向で調整に入ったことを明かしていた。

 昨年1〜3月に放送された前作「〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜」に続き、名脇役たちが再び本人役で共演。企画段階の時に「パート2も同じスタッフとキャストでやらせてほしい」と制作側に懇願したのが大杉さんだった。小孫社長は「この番組へのお気持ちが強かった。視聴者からも“やってもらいたい”という意見が驚くほど多く届いている。少なくとも4話と(最終回の)5話は続けられないものかと思っている」と使命感に燃えていた。

 21日に第3話を放送。同局には22日、メールや電話などで「続けてもらいたい」という要望が相次いだという。定例社長会見で、長田隆編成局長は「細かい調整はこれから」と話すにとどめた。21、22日の撮影は中止。当初のクランクアップは27日に予定されていた。

 名脇役たちが本人役で“奇跡の共演”。前回は、6人が共同生活を送る“おじさんだらけのテラスハウス”として話題に。今回は、テレ東制作の朝ドラ「しまっこさん」で共演することになった5人がロケ地を間違えて無人島に流れ着き、サバイバル生活を送るというストーリー。第4話には、里見浩太朗(81)とユースケ・サンタマリア(46)が本人役でゲスト出演する。

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2018年2月23日のニュース