里見香奈三段 連敗で奨励会退会 女性初の棋士ならず

[ 2018年2月18日 18:02 ]

里見香奈三段
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 将棋の第62回奨励会三段リーグは18日、15、16回戦が行われ、女性初のプロ棋士を目指していた里見香奈三段(25)が連敗し、7勝9敗となって、年齢制限で残り2局を待たずに退会が決まった。

 里見五冠は女流棋士として五冠を持っているが、2011年に編入試験を受けて奨励会1級となり、13年12月には女性として初めて三段に昇級していた。奨励会は26歳の誕生日までにプロ棋士の四段にならなければ原則として退会となるが、全18局を戦う三段リーグで10勝8敗以上の成績を収めて勝ち越せば次も参加できる。3月に26歳となる里見五冠は同日の対局で2連敗し、勝ち越しの可能性がなくなった。今後はプロ編入試験で、女性初のプロ棋士になる道は残されている。

 今回の三段リーグは昨年10月から開始、36人中上位2人が四段に昇格する。17日に朝日杯に優勝して昇段が決まった藤井聡太六段(15)は、第59回のリーグ戦で13勝5敗の成績で四段に昇格している。

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