イモトアヤコ「イッテQ」ついに南極最高峰に挑戦!名物Dが語るイモトと登山部の絆

[ 2018年2月18日 08:00 ]

南極大陸最高峰のヴィンソン・マシフ登頂に挑戦するイモトアヤコら「イッテQ!登山部」(C)日本テレビ
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 タレントで女優のイモトアヤコ(32)が南極大陸最高峰のヴィンソン・マシフ登頂に挑戦した。18日放送の日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!南極3時間スペシャル」(日曜後7・00)で人気企画「イッテQ登山部」最新プロジェクトの模様を届ける。過去にマッターホルン、マナスル、マッキンリー、アイガーなどの登頂に成功した「登山部」がついに“世界最果ての地”へ。ロケ中のイモトとの掛け合いが視聴者に評判の石崎史郎ディレクターが、登山部の絆と番組への思いを語った。

 人類が文明を築けなかった大陸「南極」。大地は氷で覆われ、その厚さはおよそ1〜2キロにも及ぶ。イモトら登山部はベースキャンプで過ごしてから、今回挑むヴィンソン・マシフを目指した。標高4892メートルの頂を誇る世界屈指の名峰だが、悪天候時は体感温度マイナス50度、風速40〜50メートルのブリザードが吹き荒れる。セブンサミッツ(7大陸最高峰)の中でも一二を争う過酷な環境下でのアタックとなった。

――南極プロジェクトの行程を教えてください。

 石崎氏「昨年の12月13日に日本を出発し、米国、チリ経由で南極に入りました。人数構成は12名です。イモトと貫田宗男さん、ドクター、私を含めた制作、技術、ガイド、音声です。ヴィンソン・マシフには専門ガイドが帯同しなければならなかったので、現地では専門ガイドがチームに加わりました」

――南極にたどり着いたときの感想はいかがでしたか?

 石崎氏「まず、飛行機の中から南極大陸の景色を見た時に“怖さ”を感じました。命の形跡がないといいますか、雪に覆われていて足跡一つないですし、樹木も生えてないので。飛行機から降りて感じたのは、“無機質な怖さ”でした。空気が凄く澄んでいて風以外の音がない。番組ロケでさまざまな場所に行きましたが、あの感覚は初めてでしたね。イモトは“何もないなあ。飽きるわ…”と言っていましたが(笑い)」

――番組で様々な企画にチャレンジするイモトアヤコさんはどのような方ですか?

 石崎氏「人間らしい女性です。“強くて根性がある”というイメージがあると思いますが、実は普通の女の子っぽいところがたくさんあります。特に登山部企画は頑張って笑いをとる必要がないですし、朝も夜も四六時中同じチームでいますので、格好をつける人がいません。イモトも強がりのようなことも言いますし、愚痴も弱音も吐きます。素の部分といいますか、人間らしさをさらけ出してくれています。皆がそれぞれのいいところと悪いところを見ていますので、登山部メンバーは仕事を超えた信頼関係を築けていると思っています」

――“ロケVTR中のイモトさんと石崎氏のやりとりが面白い”と視聴者に好評です。

 石崎氏「本当に恐縮です。現場では狙っているわけではなく、普段交わしている会話をオンエアしているようなもので、あまり褒められたものではないのですが(笑い)。演者さんであるイモトと、どうしようもないようなことを言い合える関係が築けているのはありがたいことだと思います。イモト自身も僕がディレクターのときには、良い意味で“わがまま”になるといいますか、素の部分を出してくれますね。他のディレクターでしたら“安室奈美恵さんのコンサートがあるから日本に帰りたい!”とは言わないかもしれませんね(笑い)」

――「登山部」や「珍獣ハンター」ロケでは石崎氏がイモトさんを時に温かく、時に叱咤する場面が見られます。

 石崎氏「ハプニングが起きてどうしようもないときには、イモトに“辛い気持ち分かるよ”という言葉を掛けます。逆に“スタッフみんなが苦しい思いをして頑張っているのに、なんでお前だけ弱音言ってるんだよ”という場面では少し怒ります。私は現場責任者のような立場ですので、登山部を代表して締めるところは締める、励ます時は励ますようにしています。イモトも私やスタッフに対してイラッとするときがあると思いますが(笑い)」

――今回の南極チャレンジでは登山部史上最大の試練に直面します。試練や難題と向き合ったときのイモトさんの強さを教えてください。

 石崎氏「“よし!登ろう”とチャレンジする姿勢ですね。番組的にはギブアップでも成立しますが、チームの中で一番登らないといけないという気持ちを持っているのがイモトですね。応援してくれる人、番組を楽しみにしてくださっている視聴者に対する責任感が人一倍強い。芯が強くて、やると決めたら絶対にチャレンジしたいという人ですね。たまにその使命感をイモト自身が忘れちゃうのですが(笑い)」

――最後に南極プロジェクトの見どころと視聴者へのメッセージをお願いします。

 石崎氏「南極に行くのがイモトと『イッテQ』に関わる人たちの夢でした。凄く行きたかった場所。ようやく実現しました。南極点や山がそびえ立つ内陸地など、めったに見られない景色が見られます。“南極ってこんな感じなんだ”と楽しんでいただけたら幸いです」

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