「異次元の強さ」実況がネットで話題 NHK鳥海アナ、SPに続きフリーも担当

[ 2018年2月17日 06:40 ]

平昌五輪フィギュアスケート 羽生結弦SP首位発進

男子SP、演技を終えた羽生結弦にプーさんの雨が降り注ぐ
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 NHKの鳥海貴樹アナウンサー(48)が17日、羽生の連覇が懸かる「フィギュアスケート男子フリー」の実況を担当する。

 鳥海アナは16日、SPの実況を担当。羽生の演技中に「完璧だ!」と絶賛し、ノーミスで終了すると「帰ってきました。強い羽生が戻ってきました」「異次元の強さです」などと感動を表現。すぐにネット上で「異次元の強さ」というフレーズが取り上げられ話題を呼んだ。

 五輪の金メダル実況では04年のアテネ大会・体操団体の「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ」(NHKの刈屋富士雄アナ)や08年の北京大会・ソフトボールの「明日の世代に、子供たちにつながる金メダル」(NHKの工藤三郎アナ)などが有名。

 鳥海アナは1992年にNHKに入局。2007年から08年まで情報番組「サンデースポーツ」のキャスターを務めた。

 五輪中継は00年のシドニー、14年のソチ、16年のリオを経験。ソチではフィギュアスケート男子SPの実況も担当した。

 現在はスポーツ系アナが出向する関連団体「NHKグローバルメディアサービス」に所属。関係者は「スポーツの重要な中継や番組を任せられるエース的存在」と評価する。

 この日のSP実況後には、今日のフリー実況への準備を開始。「羽生に関する追加取材をしたのではないか。綿密で的確な実況になると思う」と関係者は期待している。

 鳥海アナは今大会開幕前に「選手たちの4年に1回の大舞台に立ち会え、この上ない喜びを感じる。選手たちの思いに少しでも寄り添える実況を心がけたい」と抱負。本番でどんな名文句が飛び出し、日本全国を感動に包むか注目される。

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