菅田将暉「あゝ、荒野」で男優主演賞、岸監督と運命の出会い&秘話語る

[ 2018年2月16日 05:30 ]

毎日映画コンクール表彰式 ( 2018年2月15日    ミューザ川崎シンフォニーホール )

毎日映画コンクール表彰式 男優主演賞を受賞し、喜びを語った菅田将暉
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 2017年(第72回)毎日映画コンクールの表彰式が15日、川崎市のミューザ川崎シンフォニーホールで行われた。「花筐/HANAGATAMI」で日本映画大賞に輝いた大林宣彦監督(80)は「映画を愛する皆さん、アイ・ラブ・ユーです」と感無量の表情。「あゝ、荒野」で男優主演賞に輝いた菅田将暉(24)はじめスポニチグランプリ新人賞に選ばれた「散歩する侵略者」の高杉真宙(21)と「島々清しゃ(しまじまかいしゃ)」の伊東蒼(12)は、それぞれの言葉でさらなる飛躍を誓った。

 ミュージシャンとしても活躍する菅田は“音楽仕様”のロングヘアでステージに上がった。「あゝ、荒野」で入魂の演技を見せて初の主演賞。フラッシュの嵐に「撮影している時は、こんなに(フラッシュが)たかれることになるとは思ってもいなかった。何百本と公開され、他に凄い役者さんがたくさん出ている中で選んでいただき、身に余る光栄です」と殊勝に語った。

 寺山修司さんの小説の映画化。ボクシングを題材に、岸善幸監督(53)が前・後編合わせて5時間を超える大作に仕上げ、日本映画優秀賞も贈られた。菅田は「岸監督とは前の作品(「二重生活」)で出会って、“この人だ”という感じがありました。“ロミオとジュリエット”ではないですが、雑誌の取材で“僕にとってのジュリエット”と答えたら、それ以降、監督から“ジュリエットより”とメールが来るようになって…」と秘話も明かして爆笑を誘った。

 今年も映画が続く。4月27日に月川翔監督の「となりの怪物くん」が初日を迎え、秋には関根光才監督の「生きてるだけで、愛。」が公開を待つ。菅田から目が離せない。

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2018年2月16日のニュース