BORO iPS細胞研究基金に寄付、応援歌も 山中教授「夢のよう」

[ 2018年2月15日 11:00 ]

BORO(右)から寄付の目録を受け取る山中伸弥教授
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 ヒット曲「大阪で生まれた女」で知られるシンガー・ソングライターのBORO(63)が14日、京大iPS細胞研究所(京都市左京区)を訪れ、所長の山中伸弥教授(55)らが立ち上げた同研究基金に100万円の寄付を行った。筋ジストロフィー患者支援活動を25年間続けてきたBOROは、同研究所の基金にも賛同。「山中教授も基金周知のためにずっとマラソンに出場されている。私も共に走りたい」と支援を誓い、助教の論文捏造(ねつぞう)と改ざん騒動で思わぬピンチに立った山中教授に「難病克服は全人類の願い。とにかく研究を続け、頑張っていただきたい」とエールを送った。

 また、同基金への応援歌「しあわせのおくりもの」も披露した。自身もC型肝炎や硬膜下血腫など10年間の闘病生活。3年前に完治して活動を再開したといい、「103歳まで歌おうと決意した」と笑顔。「僕には歌しかない。どこにでも行ってこの曲を歌い、基金の広報に努めたい」と意気込んだ。

 山中教授は寄付に感謝するとともに、「僕は大阪生まれの大阪育ち。大好きな“大阪で生まれた女”を生んだBOROさんに曲を作っていただけて夢のようです」と声を弾ませていた。

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2018年2月15日のニュース