秋元劇団旗揚げ公演 15分間どしゃ降り!ステージに1トンの雨

[ 2018年2月9日 05:36 ]

壇上に降り注ぐ水の中で激しいダンスを披露する劇団4ドル50セント
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 秋元康氏(59)が初めてプロデュースする劇団「$4・50(4ドル50セント)」の旗揚げ公演「新しき国」が8日、東京・新宿の紀伊国屋ホールで初日を迎えた。劇団員の9割が演技経験ゼロという素人集団は、大量の水でずぶ濡れになりながらの熱演でインパクトを放った。

 最大の見せ場はクライマックスに訪れた。「雨だ」と俳優が叫ぶと、雷鳴の効果音とともに雨がステージ上に降り注いだ。雨脚は強く、みるみる濡れていく30人の俳優たち。最前列の観客には、イルカショーのように、水しぶき対策のレインコートとビニール袋が配られた。

 30人は大雨の中で演技。続いて歌い踊った。水しぶきを立てながら秋元氏作詞の「シャッターを上げろ」を披露。雨に打たれる演出は15分間も続き“総雨量”は1トンに及んだ。

 “美人過ぎる劇団員”と話題になっている主演の糸原美波(21)は「雨で息ができなくて苦しい。でも感情が高まって(演技に)入り込めた」と手応えを感じている様子。カーテンコールでは、30人がそれぞれ髪の毛や衣装から水をしたたらせ、観客400人の鳴りやまない喝采に「ありがとうございました」と頭を下げた。

 昨年11月のプレ公演を経ての旗揚げ公演。劇団内でオーディションを行い、女性6人、男性2人のメインキャスト8人を選んだ。糸原は「凄く責任を感じた。(オーディションに)落ちたメンバーの誰が主役でもおかしくなかった」と涙。猛稽古を経て結束も固め、テンポのいい掛け合いを何度も繰り広げた。

 公演は12日まで同所で。今夏には、劇中歌を披露する音楽ツアーを予定している。

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