藤井聡太五段 昇段後初対局で難敵と対戦 勝負メシはハンバーグ&エビフライ

[ 2018年2月5日 11:22 ]

第68期王将戦1次予選6組の1回戦で、1日に五段に昇段して以降、初めての対局に、散髪して少しさっぱりした髪型で姿を見せた藤井聡太五段
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 最年少棋士の藤井聡太五段(15)が5日、大阪市内の関西将棋会館で指された第68期王将戦1次予選6組の1回戦で南芳一・九段(54)との対局に挑んだ。

 1日の順位戦C級2組9回戦で勝ち、来期の同級1組昇格を決めるとともに、同日付けで中学生史上初めての五段棋士となった藤井。この日が昇段後、初対局だが、カットして少し短くなった髪型で姿を見せた。

 王将戦は現在、久保利明王将(42)と挑戦者・豊島将之八段(27)が、第67期のタイトルを争う7番勝負の真っ最中。2、3両日に行われた第3局では久保が勝って2勝1敗とリードしたが、藤井がこのまま勝ち進んで挑戦者の座をつかめば、両者のどちらかと来年1〜3月に行われる7番勝負で対戦することになる。

 この日の対局相手の南は第37、38、40期の3期にわたって王将に君臨するなど棋王、棋聖を含め通算タイトル保持7期の名棋士。藤井はこの難敵を退ければ、2回戦で師匠である杉本昌隆七段(49)との公式戦初対局が実現する。

 対局は午前10時に始まり、先手の南が三間飛車に構えた。藤井の五段として最初の勝負メシは会館1階にある洋食レストラン「イレブン」のハンバーグアンドエビフライ定食(900円)、南が会館近くの「やまがそば」のそば定食(730円)。持ち時間は各3時間で、夕方には終局する見込み。

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